おはようございます。みゆきです。
9歳と6歳の息子ふたりを育てています。
異次元の少子化対策ですって。
また(主に)おじちゃんとおじーちゃんたちが検討してるそうです。
はい、期待できませんね~
で、そんな中また麻生副総裁
御年82歳が仰いました。
「少子化最大の要因は女性の晩婚化」
ほほ~・・・
また結局、結局いつもいつも、
女性個人を責め、
女性に圧をかけることで『産ませよう』という方向に考えるんだろうなと。
的外れが甚だしい。
本来さ、人は国のために生きてるわけじゃないんだから、
子供を持とうが持つまいが自由だし、
そこに何の言い訳も必要ないわけですよ。
ただし、国家という存在にとっては人口減少や高齢化は
いろんな問題を起こすわけで、
子供は増えて欲しい。
という思惑があるに過ぎません。
じゃあどうしたら子供が増えるのか。
いまふたり子供を持つ私が、
どうなっていたら3人、4人と産んでいたのか。
そう考えたとき、
いやそもそも、
私が第2子を生んだのが38歳なのでね、
ふたりが限界でしたよ。
ってところで思考が止まってしまう。
っていうのもわかる話。
82歳の麻生氏が、
現在の女性や子供たちのデータを見たときに、
そもそも第一子を生む年齢が高いもんねと、
だから今現在の小高齢化状態の『要因』を
『女性の晩婚化』と、
なんとも雑に結論付けたのは、
わからなくもない論理です。
しかし雑過ぎる。
そしてまんまと晩婚だった私が、
じゃあなぜ私が晩婚だったのか。
というのを考えてみました。
30歳を超えて私は、
『やっぱり子供が欲しいな』
そう思いました。
そこから結婚を経て第一子を授かったのが35歳。
高齢出産ライン。
それでも38歳で第二子まで授かれたのはラッキーでした。
そもそも私が30歳を超えるまで
子供を産むことが自分事に思えなかったのは、
これに尽きる。
回りにいなかったから。
女性だって仕事をして経済的に自立する時代。
自分なりに考えて仕事の道を切り拓き、
がむしゃらに『仕事』とは何かを掴んでいった20代。
そんな私の回りには、
結婚する、している女性も少なかったし、
子供がいる女性なんていませんでした。
いや、実際にはいたはず。
ただ、20年前の当時、
結婚や出産をした女性たち、そして子供たちは、
フルタイムで働いていた層とは接点がなかったんだと思います。
私だって、20代で回りの男性・女性たちが
仕事と子育てに生き生きと取り組んでいる姿を見せられたら、
「じゃあ私も・・・」
って思ったと思うんです。
約20年前の2000年、
出生数は119万人ですからね。
いまよりずっとたくさんの子供が生まれてるのに、
当時の私の回りには子供を産んで育てながら働いている人もほぼいなかったわけです。
データで見ると、2000年くらいに
共働き世帯と専業主婦世帯数は同数くらいなので、
子供を持つ女性がどこで働いていたのかわからないのですが、
少なくとも私の回りにはいませんでした。
妊娠して会社を辞めていく女性はひとり、ふたりいました。
結婚している女性もチラホラいましたが、
子供を育てながら働いている女性はいませんでした。
共働きとか専業主婦とか関係なく、
女性も働いて経済的に自立する時代です。
もちろん男女の賃金差はあるけど、
そこはもう逆行するわけがない。
つまり働きながら若いうちから子供を持ってもらわなければいけないわけで、
男性の家庭進出と、
子持ち世帯の労働環境の整備を整えて行けば、
そもそも子供を持ちたいと考えている若者を後押ししたり
できるんじゃないかなと、
思うんです。
そのための、男性育休義務化とか?
育児中の給付金とか?
わからないですけど、
そういう具体策が考えられるのかなと、
一般人の私でも思うんですが、
なんで件の政治家さんが、
「少子化の原因は・・・」
なんて安易に発言してしまうのか。
そしてそれを『ブーイング』だけに留めておく現状が、
またそんな政治家さんを温存させる環境でもありますし。
それこそ2000年に比べたら、
働く女性や子育て世帯のサポートは整っているのかもしれませんが、
それってやっぱり
遅かったのでは?
違う?
個人の行動に『要因』を見出すのではなく、
それらのデータから解決策を探るのが
政治家の仕事では?
違う?
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。