『営業技』というか『人間技』 言いにくいことを言うの巻

B!

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

少し前のことなんですが、休日に公園で遊んでいた時の話です。

長男(5歳)が公園の隅っこの土のところで、石をほじくり出したり、木の枝で遊んだり、ということをしていました。

私は確か次男のそばにいたのか、長男とは少し離れたところにいました。

 

すると長男のいる方向から、大人の男性の怒鳴り声。

 

「なにやってんだぁ!こらぁっ!だめじゃないかぁ!」

 

あわわ・・・何かやらかしたか?と駆けつけると、

どうも公園に沿って駐車されていたその方の車に、長男が石を投げたか、棒でつっついたか、そんな感じでした。

 

「ちゃんと言って聞かせないと!」

 

みたいなことを言われ、ごもっともだったので、まずは私がその方に謝り、長男に

車は大事なもので、大事なものに石を投げられたりしたらみんな嫌だし、それはいけないことである。

と教えました。

 

怒られた長男もちゃんとわかっていました。シュンとしていました。

そのころその怒っていた方は、目の前のお店に入ってしまっていました。

しかしまだ、長男はちゃんと彼に謝っていませんでした。

 

お店の前で長男と出待ちして、ふたりで並んで、

 

「ごめんなさい」

 

と頭を下げると、その方は、

 

「はいっ。わかりました。もうしないでね。」

 

とさっぱりとした対応でした。きちんとした大人の、良い方でした。

 

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長男にはこう教えました。

 

「謝りにくいときほど、謝らないといけない。」

「怒られてびっくりしたし嫌だっただろうけど、あのオジチャンだってすごく嫌だったと思う。」

 

5歳児に教えたこの事実は、私が、営業として勤務していた会社で昔、上司に教えてもらったことです。(当時30歳くらいww)

 

私はその時、クライアントのメルマガの文字校正をしていました。

確かイベントの告知のようなものでした。

文字校正でまず最初に気をつけるのが、「てにをは」よりも先に、日付や場所などに間違いがないか、という基本的なところです。

 

そして私はまんまと、曜日の間違いを見落とし、メルマガは配信されてしまいました。

受け取ったほうとしたら紛らわしい、大きなミスです。

その時はクライアントも、

 

「私も見落としたからね、でもお互い気をつけましょう」

 

という感じでした。

 

しかし私は迂闊な人なので、時間をおかずに、また同じミスをやらかしたんですねぇ~

そりゃ当然、クライアントは怒りますね。アー・・・いま思い出してもゾッとします・・・

 

そういう時こそ、電話やメールの謝罪ではなく、できるだけ足を運んで、顔を見て「申し訳ございませんでした」と誠意を込めて謝ることが大切だと、OJT(On-The-Job-Training)で先輩に教わりました。

 

いちばん言いたくない時の「ごめんなさい」を積極的に進んで自分から言うことが、

自分にとって良いことしかないと、大人になってから教わりました。オソイネー・・・

 

唯一のハードルが、最初の『謝りにくい気持ち』。

それさえ超えてしまえばあとがラクであること、それを超えることが大切であること、

実体験の中で、子供たちともともに再度学んでいます。

図書館へ本を返しに行って、期日を過ぎている本が混ざっているなら、

 

「すみません、期限過ぎてしまって」

 

とこちらが先に言うと、係員さんの態度は途端に柔和になります。

 

何も言わずにいると、釘を指されるときと、何も言われない時があります。

その判断を、何も悪くない図書館司書さんにさせるのはやっぱり違うかな、と思い、

積極的に自己申告するようにしています。(←気づくのが遅い・・・すみません・・・)

 

「ありがとう」と「ごめんなさい」は、私も母にしつこく教わった覚えがあります。

 

それでも大人になって学ぶことがまだまだあります。

なんとも、社会的知性は奥深いものであり、私もまだまだ過ぎて、たまに「アー・・・」となりますが、

そこも含めて子供に伝えながら、

 

「ママだってまだできないことがたくさんある」

 

と一緒に修行なのです。トホトなんです、ハイ。

 

 

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