これまで折ってきた腰・・・腰って1本、2本と数えるのか?

 

おはようございます。みゆきです。

 

相変わらず在宅勤務の夫。

「出社しなきゃかも!」と凹んでいたものの、

とりあえずは免れている様子。

 

しかし仕事が忙しくなってきたようで、

以前のように遊んでばかりではなさそう。

 

毎日17:30過ぎに小2長男が学童から帰ってきます。

その横でオンラインミーティングを続ける夫。

カメラはオフにしているものの、

こちらを振り返って「シー・・・」とやります。

 

漏れ聞こえてくる、オンラインミーティング。

夫の声。

 

「それいま話してもアレなんで・・・」

 

会話の内容はわからないけど、聞いていればわかる。

 

パソコンの先にいる彼らは、

仕事もミーティングも、早く終わらせる必要もなければ、

早く終わらせようと思うモチベーションもない。

 

夫は子供がいようといまいと仕事は早く終わらせて家で遊びたい人だけど、

それでも相手はお客さん。

話の腰を折るまでのガッツは無い。

 

ミーティング相手の人たちも夫も、

個人を責めようという気持ちは無いけど、

仕事を時間通りに終わらせるしか選択肢のない人の気持ちは、

そちら側へ行かないとわからないんだろうと思いました。

 

まさにこんなミーティングの席なんて、

何度も何度も、何度も経験してきました。

パソコンの時計をチラチラ確認して、

『もうあと1分も過ぎたら保育園のお迎えに間に合わない』

そう思った瞬間、

 

折ってきた話の腰。

 

「すみません、私もう行かないといけないので。」

 

幸いにも私が働いていた環境では、

申し訳なさそうにする必要はありませんでした。

 

「あー、ごめんごめん。じゃあそろそろ」

とそのままミーティングを締めてくれるか、または私だけ退席。

 

数分時間に余裕を持って折れる腰と、

本当にギリギリまで折れない腰とありました。

 

そしてやっぱりどうしても折れない腰も。

 

それは確か、私の社内の誰かがミスをして、

お客さんに説明と謝罪をしていたオンラインミーティングでした。

ミスをした本人と一緒に経緯を説明し、

もうあとはひたすら、

『今後二度と起こらないように仕組みを変えます』

と許しを請うていました。

 

そして来てしまったタイムリミット。

 

会社スマホからそのオンラインミーティングに入り直し、

マイク付きヘッドフォンを耳に刺して

同僚に身振り手振りで帰る旨を伝え、

エレベーターへ。

 

エレベーターで少し電波が切れたものの、

駅まで歩きながらマイクで、

言うべきタイミングで

 

「申し訳ございませんでした・・・」

 

駅について、電車が来て、

山手線の混雑した車内で、

 

「二度とこのようなことが無いように上司とも・・・」

 

回りの人たちがチラチラと見ます。

 

電車内で電話している人も今時珍しいけど、

しかも謝罪してるよ、という視線。

 

 

折れない話の腰も、あるよね~・・・

 

漏れ聞こえてくる夫のオンラインミーティングで、

過去のその山手線の車内へ引き戻されたような気持ちでした。

 

 

折れない腰はあったものの、

折った腰も数知れず。

 

育休から復帰して以来、

それ以前のようにマイペースに仕事をしたことなんてありませんでした。

いつもいつも時間に追われてバタバタバタバタ。

 

ダラダラと雑談しながらのミーティングはある意味楽しかったですが、

もうあれは二度と私の元には戻ってきませんでした。

 

 

その時の夫に、話の腰を折って欲しいとは思いませんでしたが、

せめて夫には、私がどれだけの腰を折ってきたか、

知っておいて欲しいとは思いました。

 

いまの夫とは立場が違ったし、

いまの社会ではそれは女性のほうが折りやすい腰ではあったと思いますが、

夫にはせめて知っておいて欲しい、そう思いました。

 

 

私と同じように、行く先々で話の腰を折らざるを得なかった人たちと、

ダラダラ雑談したら、

楽しいんだろうな~・・・

 

 

 

 

☆働くママ・プレママ☆

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