おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
『ドラえもん』を見せるのをやめることにしました。
ドラえもんでね、のび太くんがしずかちゃんを騙して服を脱がせようとするお医者さんごっこって道具のエピソード見て(しずかちゃんが怒って終わり)もうやっぱり耐えられなくて言ってしまった
「ママやっぱり君たちにドラえもん見て欲しくないな」
夫も賛成してくれたので子供達にも説明して→— みゆき@「ワーキングマザー3.0®️」 (@miyuki_thewm) January 30, 2021
子供に特定の番組を見てはいけない、
と規制することは、できればしたくないし、
規制しても意味がない場合もあるし、
私としても渋々というか、
何度も何度も踏みとどまって、
でもやっぱりダメだなと思った次第です。
本当なら、例えば仮面ライダーや戦隊モノ、
コナンくんも、ルパンも、勇者ダイも、ドラゴンボールも、
言いたいことは山程ありますが、
なんでもかんでも蓋をすればいいというものでもないので、
これらは説明を補足したりしなかったりしながら見せています。
女の子が主役のアニメを見せることでバランスをとることも出来ます。
いやでも、このドラえもんのエピソードは、
一体どうした、ドラえもん!?
というくらいひどかった。
おじさんが、自分の趣味のために作ったような。
それこそ『時代』というやつか。
軽い病気なら、聴診器などで診察すれば自動的に飲み薬が出てくる、
そんな『お医者さんごっこ』という道具。
最初からのび太くんはしずかちゃんの服を脱がせることを目的にして、
しずかちゃんの家に行きます。
でもしずかちゃんの風邪は治ってしまっていて、
代わりにスネ夫やジャイアンの軽いけがなどを診察することになります。
そしてしずかちゃんは指をやけどしてしまって
それを診察するときも、わざわざ服を脱がせようとします。
大人が考える、エロ目的のデレデレしたのび太くんの表情を描きます。
「でも指でしょ~?」
としずかちゃんは服を脱ぐことを回避。
そのうち評判を聞いた他の友だちにたくさん薬を出すうちに
薬がなくなってしまいます。
そうするとしずかちゃんがのび太の家に来て、
やっぱり風邪がぶり返したから診て欲しいと言います。
またのび太はあのデレデレした表情で、
しずかちゃんに服を脱ぐように言います。
途中でドラえもんが入ってきて、
もう薬がないことを指摘して終わり。
ドラえもんとしずかちゃんが、ちょっと怒って呆れて、
それで終わり。
・・・キモッッ!!!
女の子を騙して服を脱がせることは
確かに『ダメなこと』として描かれているのかもしれませんが、
そのダメさ加減はどれくらいだと捉えますか?
このドラえもんが描く、ダメさ加減が、
いまの私達世代が持つ、性犯罪への意識です。
減るもんじゃない。
女の価値を決めるのは男性からの評価。
男はエロくて当たり前。
女は愛嬌。
いま『大丈夫』かではなく、『BETTER WORLD』の話です。
性的に消費されること、
性犯罪に遭うこと、
これって多分、実際やられてみないとわからない痛みなんでしょうかね。
私もうまく説明出来ません。
もちろん男性や男の子でも性的に消費されることはありますが、
ドラえもんを筆頭に、
女の子を性的に消費することは『当たり前』であると描かれているアニメが
日本には本当に多くて、
それを見て育った私は、
お年頃になって男性に少し評価されると、
浮かれました。
なんか嬉しかったです。
『合格』の判子を押してもらったような気がしました。
男性に性的に評価されることが勲章に思えてもきました。
でも、評価がどんどん範囲を広げて、
被害だと感じるようになっても、
それでもまだ私の呪いは解けず、
自分が悪かったのだと思いました。
結婚して子供を産んで、
完全に『社会インフラ』として扱われれていると理解できた時、
やっと呪いから解放されました。
ドラえもんのこのエピソードと痴漢は完全に地続いていて、
且つ、妻を飯炊き娼婦扱いする夫とも地続いています。
すでに時代は、もう変わっています。
私は息子たちには、女性をただシンプルに同じ人間だと思い、
生と性を楽しむ大人になってほしいと思います。
さらば、ドラえもん。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。