価値観の違い?私も年老いたら子供をイラつかせるのだろうか

B!

 

おはようございます。みゆきです。

 

またね、年老いた母の話です。

 

先日また、帰省してきました。

父の介護の具合をチェックするためにも、

孫の顔を見せるためにも。

 

 

父は良くも悪くも変らずでした。

私の目には、良くも悪くもなっていないように見えました。

認知症は進んでいて、もうほとんどしゃべらず、

ニコニコしているだけ。

 

椅子の上からほぼ動かず。

でも自分でヨタヨタと歩きながらティッシュを取りに行っていたので、

 

「家の中にも杖があったらいいのかな。」

 

と言ったら、

 

「家の中でくらい歩かないと、

もっと歩けなくなっちゃう。」

 

とごもっともなことも言っていたので、

普通に会話ができる時もちゃんとありました。

 

 

とはいえ常時オムツ。

母もシモのお世話がいちばん大変だと言っていました。

 

 

今日はそんな母の話。

 

なんだかなー

どうしたもんかなー

という話。

 

介護が大変だとこぼす母。

眉間に深いしわを寄せ、

 

「たまにキツー・・・って感じること

あるのよねぇぇぇ」

 

と言う母。

 

 

それならやっぱりお父さんには、月1くらいで

介護施設にお泊りに行ってもらおうよ。

 

と言っても、それは嫌。

 

 

以前も書いたように、

『ラク』をするとタガが外れてしまうんじゃないかと怖いのと、

彼女の年代ならではの、自分の都合やエゴで男性や夫に

負担を強いることに対する漠然とした抵抗感でしょう。

 

かと言って、365日父の世話をするのはやっぱり

辛いもんは辛いので、

愚痴も出れば、眉間のしわも深くなるというもの。

 

 

『本人が良いと言うなら放っておけばいい。』

 

そう言っていられたのも母が元気なうちだけで、

父を残して先に母が逝くなんてことがあったら

姉と私が困るのです。

 

 

母本人にもそう伝え、

なんとか負担を減らすべきだと言うのですが、

なかなか現状を変えようとはせず、

ただただ愚痴を言う。

 

 

『じゃあ』と、姉発案で母を旅行に誘いました。

娘ふたりと母の3人旅。

近場の温泉に1泊。

つまりそれをきっかけに、父のショートステイに慣れてもらおうと。

 

しかし母曰く、

父はショートステイに行くのを嫌がると。

だから自分から父に、ショートステイに行ってくれとは言えないと。

 

父は、姉と私から言えば、

「わかった」

と言うのみなんですが、

この旅行に行くにあたっての母のグズグズがもう、

イライラするのなんのって・・・

 

 

「あなたたちはいっつもそうやって理論で責めてくる。

私は気持ちの話をしてるのよ。」

 

 

父も、母には甘えきるので、

たまに母以外の人に接することは良いことなんです。

本人は疲れるでしょうけど、認知症の進行を遅らせるためにも、

たまには気を張って外部の人と接することが良いんです。

 

そんなことは母もわかっていて、

でも『愚図る』父を介護施設へ行かせたり、

ましてお泊りさせるということが、

母には負担なんですよね。

 

そんな気持ちに『寄り添って』欲しい。

 

というのが母の願い。

 

しかし母の言う『寄り添う』とは、

ただただ「そうね~」

と言い続け愚痴を聞いてくれる人。

 

 

「『愚図る父』のことを気にしながらの旅行なら、

むしろ行かないほうがマシ。」

 

なんて母が言うので、

 

「じゃあ行くのやめよう。」

 

と言うと、

 

「そんなことを言ってるんじゃない。」

 

と怒る母。

 

 

そしてまたいつもの、

 

「あなたたちはいっつもそうやって理論で責める・・・」

 

 

うーん・・・

難しいな~・・・

 

だから介護は難しいのかな~・・・

 

 

母とは時代がかなり違うので、

価値観は確かにかけ離れているんですが、

いちばんイライラするところが、これ。

 

 

何が言いたいかがものすごくわかりにくいこと。

 

 

『要は』『つまり』

という部分を煙に巻き、

なんなら巻いたまま消える。

 

あれ・・・?

 

という感じを、母はむしろ好んでいるんですよね。

むしろ言葉を当てはめようとすると、

「そんなに簡単に言葉にしないで」みたいなことを言う。

いやいや、言葉にしないとわかんないじゃん。

 

 

『家のかぎを頻繁に失くす』

という母の『課題』について話した時も、

 

「もうダメね~年取っちゃって(笑)」

 

と笑って終わりにしようとする。

 

 

いやいやいやいや!

失くさないように対策をとろうよ!

と言っても、

 

「もう年だから~(笑)」

 

と父も一緒に笑って終わりにしようとする。

 

 

一事が万事、こういう感じ。

 

辛い介護も、

 

「ツライツライ~。」

 

「それはツライねツライね~。」

 

というやり取りで良いそうで。

 

 

でもこれも、時代?

 

そういう時代?

 

 

それならそれなら、

私も将来、息子たちにイラつかれたりするのかな。

 

「母ちゃん、何言ってるかわかんない!」って。

 

 

子供たちに心配かけずに。

子供たちの手を煩わせることなく。

 

そう考えるも、それが難しいのが老いなのか。

 

自分で自分の入所施設を探す、

くらいがちょうどいいのか。

考えねばな。

 

 

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