バレンタイン・デーに、チームの女性で職場の男性たちにチョコレートを買うので、
ひとり2千円徴収させてください、というメールが来ました。
メールを見て最初にモヤモヤし、
次に「まー、いっか」と思い、
次に「でも2千円は高くね?」と来て、
最終的に「とりあえず面倒だし、まいっか」としていました。
職場の先輩女性たち、上司も参加していることだし、
目くじら立てるほどのことではないし、
波風立てるのも面倒だし。
長い物には巻かれちゃってもいい時があるわ~、と思っていました。
しかし、しかし。
2月14日当日の朝、例の新世代女性上司からその件に関してメールが。
『これ、抜けたい人は遠慮なく抜けてください。
そもそも日本だけのおかしい制度だとは思うので、
やりたい人だけやってください。』
この記事に書いた上司です。
プラスで、同じく同僚30代女性がこっそりと、
「実は私もこういうのやりたくないんですよね…
ひとり2千円そもそも高いし…
でも言いにくいからやりますけど…」
と言っていて、こりゃひとつ、波風立ててみるか、と。
というのも、その言いだしっぺの女性は、私とは同世代で割と仲良し。
彼女は古い文化やしきたりを大事にしていて、
超真面目で、本人も自覚していますが、
真面目すぎて社内の人とよく衝突をする不器用なタイプ。
要領良く事なかれ主義を通す私とは正反対なものの、
腹を割って話せる同僚です。
私はもうすぐ会社からいなくなる立場なので、
彼女にはそろそろ【マネージャー】がつく役職に昇進してもらい、
相応の人望を…と私は企んでいるのです。
なぜかというと、自分が辞めやすくなるからwww
そして、意を決して彼女のメールに返信。
「私これ、遠慮します。」
その後話す機会があった時、彼女にはこう伝えました。
「いまの時代、コミュニケーションのツールはほかにもたくさんある中、
男性、女性という画一的なくくりで集団でプレゼントを交換する、
という時点で意見が分かれると思う。
私のように反対の姿勢の女性もいれば、もらうことでお返しを強要されていると感じる男性もいる。
やりたい人が個人的にプレゼントを配る分には良いと思う。
でも集団で、しかも半ば強制的に女性からお金を徴収するという動きはよろしくないと思う。
私は年も上だからはっきり言えるけど、嫌なのに言えない若者がいたら、
それはパワハラにもなりえると思う。」
すると彼女は、すんなり納得してくれました。
「そんなつもりはなかったし、思いつかなかったのでごめんね」
ということでした。
ま、これは価値観や信条の問題なので、みんながみんな
同じように尊重されればそれでいいわけで。
実にね、いろ~んな人が、いるんですよね、世の中には。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。