人はストレスだけでは死なないらしいです

 

こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

こう聞いて、どう思いますか?

「ほとんどの人は信用できる」

 

『んー…まあ、そうだろうね、世の中そんなに悪い人いないよね』

と思った方、

 

長生きします。

 

では逆に、

「人は信用できない」

と思っている人は、実際に「ほとんどの人は信用できる」と考えている人に比べて、

短命なんですって。

 

どういうことかというと、

価値観や意見の違いは様々あるんですが、

中にいくつか、人の命の長ささえにも影響を与える

マインドセット(=考え方、判断基準、価値観)があるんだそうです。

 

↑はその例のひとつです。

実際の研究で証明されている法則です。

もうひとつが、年齢を重ねることの捉え方。

年を重ねれば体は弱くなるけど賢くなるし、いろいろ経験しているということだし、

とポジティブに捉える人は、

若く見られようと美容に気を遣い、運動をして年を取ることを悪いことだと考える人に比べて、

平均で7.6年も長生きする、という法則。

最近図書館で借りて読み、ふむふむ…と思い、

最終的にAmazonでポチッたのがこちらの本です。

 

【ストレス】と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

私は普通に、『ストレスは悪いもの』というイメージを持っていました。

体に悪いとか、精神的にも悪いとか。

うつ病とか、過労死とか、そっち系のイメージ。

でもその『ストレスは悪い』というイメージ、どこから来たかと言うと、

1930年代のマウスを使った実験からだそうです。

 

実験用のマウスに可哀そうな刺激を与えたところ健康を害して死んでしまい、

その実験結果をもとに【ストレス】という言葉を大きく定義したところ、

本来意図していなかったネガティブなイメージがついてしまっただけのこと。

 

そして著者は、

ストレスの捉え方、人生の質や幸福度に大きく影響している、

と説いています。

 

でも確かに、思い返してみてください。

あなたの今までの人生で、自分が大きく成長したと思える時期と、その状況を。

 

大きな【ストレス】を克服したとき、【ストレス】の後に

成長したと感じたりした覚えありませんか?

私はあります。というか、【ストレス】の後にしか成長を実感したことはないです。

 

ストレスに強くなるというのは、ストレスを避けることではなく、ストレスを経験する中で自分自身を積極的に変えていくことです。

 

【かわいい子には旅をさせろ】とか

【苦労は買ってでもしろ】とか言いますが、

人は昔から本能的に、【ストレス=苦労】の先に

成長が待っていることを知っていたのだと思います。

 

しかし重要なのは、自分自身が、

ストレスの良い面を認識していること。

 

実際にたくさんの実験が載っています。

実験の参加者を集めて、事前に

『ストレスには良い面があり、ストレスを受け入れ、

脅威→チャレンジに置き換えることで力に変えることができる』

というメッセージを与えたグループと、何も事前に説明しないグループに分けて、

学科試験を受けさせると、

ストレスの良い面に関するメッセージを受けたグループの人は、

そうでないグループの人に比べて、試験の結果が良いんだそうです。

そしてその効果は、何年も持続するという結果も出ています。

 

つまり、簡単なプロセスであっても一度マインドセットに介入を受けると、

その効果は持続し、以来ずっと『ストレスを力に変える』ことができるようになり、

より幸福度の高い人生が送れるようになる、と

そんな夢のような話です。

 

夫の理不尽な逆ギレを受けたとき、

頭がカーッと熱くなって、

「なんで私がこんな仕打ちを受けるの?」と混乱したり、

「きっとなんと言い返してもまともに聞いてもらえないんだろう」と絶望したり、

いろんな感情がグルグル回ってが滲んで、

「別れてやる!」なんて思って…

数分すると少し冷静になって、でもまだまだ頭の中はグルグルグルグル

同じような感情を行ったり来たりして…

そんな時にふと、

このストレスにも良い効果があって、

私はこの混乱や恐怖を勇気に変えることができる、

そう思えるだけで、私の人生の質は上がるはず、ということです。

 

なのでこの本を読んで以来、

ストレスを感じたら、その良い面に心を向けるようにしています。

 

『何事も気の持ちよう』って言いますが、それはちょっと、

『根性論』にも似たところがあって好きではなかったのですが、

【マインドセット】は悪いことから目を背けて見えないふりをするのではなくて、

ちゃんとその痛みを受け入れ、その中に光を見つける努力、

のようなものなんでしょうか。

 

そしてそれは、きわめてシリアスなタイプのストレスの場合にもあてはまることなんですって。

でもこの理論は、そんなトラウマになるようなストレスも良い面がある、と肯定しているわけではなく、

しなくていい苦労はしないほうが良いのはもちろんで、

ただ生きていれば、みんなそれなりにストレスに晒されるのは仕方がないので、

出会ってしまったストレスは避けたり受け流したりするのではなく、

ポジティブに扱いましょう、ということです。

 

子供を持った今、

明確に長生きがしたいとは思ったことはないんですが、

せめて息子らが成長して、働いたりとかして、

一緒にお酒飲んだり、孫なんて抱っこしたりして、

息子らの行く末は見たいので、

そしてそれなりに幸せに生きたいので、

そのためには多分、自分はどんなストレスも粘り強く克服できると信じて、

逞しく前を向いて生きていく以外、道はないんだろうと思う今日このごろ、

もうすぐ春ですね。

 

 

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