あなたのご両親の持ち家、
ご両親が亡くなったら、あなたが相続しますか?
相続するとしたら、そのまま住めますか?
それとも、高く売れる家(土地)ですか?
2013年の空き家は、820万にも上り、
その割合は13.5%であると総務省が発表しています。
そして野村総合研究所の発表では、
2040年、日本の空き家率は40%になるそうです。
40%ですよ。40%。
10軒おうちがあったら、そのうち4軒は【空き家】ということです。
私の両親は、茨城県の駅から車で40分という立地に
古い戸建ての一軒家を持っています。
両親のどちらかが亡くなったら、
その家は出ることになると思います。
そうなった場合、家はどうするのか・・・
どうするんでしょ~ね~・・・
古い家なので、家の価値はゼロです。
残りは土地。
売れるか?
売れないでしょ~ね~・・・
売れたとしても二束三文でしょう。
現実的なところで、せいぜい良くて100万とか、
そんなもんでしょう。
そしてそれでもかかってくる、
固定資産税と維持費。
本来土地は国の物なので、
(国の物だから税金がかかるんです)
無料で返せるかと思いきや、
そう簡単に引き取ってくれるもんでもないんですね~・・・
こんな本を読みました。
この経済評論家さん自体に興味があって
たまたま選んだ本がこれだった、というだけなんですが、
それなりに偏った考えではありますが、
理屈もちゃんとしているので間違ってはいないと思います。
例えばいまの我が家の持ち家(マンション)にしても、
私たちが死ぬであろう50年後(!)
その価値がどんなもんかなんて、
誰にもわかりません。
それならそんな不確実なもの、
子供に残すべきではないな、と思いました。
持ち家は、自分たちが生きている間に処分しておくほうが
子供のためかもしれないと、
思いました。
実際、茨城の家を残されようとしている私は、
その処分方法について頭が痛いわけで、
両親にしても、私たちにしても、
自分たちが老後に住む家は必要だけども、
処分に困るようなものは
私ならできるだけ子供には残したくないな、と思いました。
年金暮らしの老人では
賃貸物件は借りられない、
なんて言っていられるのも今のうちだと思います。
そのうち空き物件ばかりになって、
不動産は必ず買い手市場、借り手市場になります。
んー・・・かと言って、
今後我が家が、もう二度と家を買わないかと言うと、
それは状況によりますが、
いずれにしても買うなら、
出口戦略=どう売るか、処分するか、
をちゃんと考えてから買います。
子供に残すことありきで買うのは、
これからの人口が減り続ける日本に暮らす子供には、
ちょっとかわいそうかな~、と。
あ、↑の本は、なんというか言葉づかいが斬新(?)というか、
いままで触れたことのないタイプで、
マスコミというバカの集合体
とか
中古住宅市場はゴミ
とか
不動産業者は悪魔の手先
とか
そういう言葉遣いが新鮮でした。
本は、自分の好みの物ばかり読んでいると
それこそ偏ってしまうなので、
いろんな方向に偏っているものを読んで、
結果的に中立になるしかない、
と誰かが言ってました。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。