息子がふたりいます。
性別はどちらでも良かったんですが、
どうしてもひとりっ子は嫌でした。
でも理由はとても、個人的なものです。
『私は』というだけで、他の人が子供を何人産もうが、
その人の選択だと思います。
私は、姉がひとりいます。
そして私がどうしても長男をひとりっ子にしたくなかった理由は、
私が姉を好き過ぎるから、だと気づきました。
長男を妊娠したときから、ふたり目も産むものだと思っていました。
当初は、
「やっぱり兄弟はいたほうが楽しいし、心強いし」
と思っていたのですが、
本当の理由は私の中での姉の存在が、
私の人生においてとても大きく、かけがえのないものだから、
だということがわかりました。
小さいころから私は、4つ上の姉には、
絶対かなわないと思っていました。
そして、悔しい気持ちは一切ありませんでした。
姉よりも私のほうが最終的には成績も良かったし、
姉よりも私のほうが収入は上だし、
姉よりも私のほうが得意なこともたくさんあります。
それでもなぜか、姉のことをずーっと、
尊敬していましたし、今も尊敬しているんですよね。
それはやっぱり、【尊敬】としか表せないんです。
勉強の楽しさを教えてくれたのは姉だし、
今でも大好きな本を教えてくれたのも姉だし、
彼女の存在そのものが、
私のとっての学びや刺激に溢れているんです。
話しているだけで、気持ちが満たされたり、
癒されたり、鼓舞されたり、
ひらめきが生まれたり。
きっと前世でも、彼女は私の近くにいた、
と感じたりします。
姉なしでは、私は満足に【ひとりの人間】ではなかったような気がするんです。
言葉ではうまく表現できないんですが、
物心ついてからずっと、
私の心の中にはいつも、姉がいるんです。
誰かと話していても、
「お姉ちゃんならこう言うだろうな」と思ったり、
辛いことがあって泣いているときも、
「お姉ちゃんにはこう話そう」と考えていたり。
今彼女は、ひとりでアメリカに住んでいます。
もう、15年くらいアメリカに住んでいます。
そんな彼女がもうすぐ、日本に帰ってきます。
一時的にではなく、恒久的なつもりで。
楽しみで、楽しみで、仕方がないんです。
兄弟、姉妹もいろいろで、
相性が悪い組み合わせもあると思います。
私と姉のように、
私の息子たちが兄弟仲が良いかなんて、わかりません。
でもなぜか、
自分が最初の子供を持ったとき、
もうひとり産まなきゃ、と思い、
幸運にも、もうひとり五体満足な子を授かりました。
どんな子に、どんな兄弟に育つかなぁ・・・
とても楽しみです。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。