夫の【儀式】~数々のバトルの末に~

B!

 

こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

 

新婚の同僚がいます。

最近その同僚の誕生日があり、

誕生日の日に仕事を終えて家に帰ると、

新妻は内緒で会社を休み、部屋を飾りつけ、

手作りのバースデイケーキで迎えたそうです。

 

なんかそんな話を聞くと、昔を思い出しました。

最近、めっきりケンカが減りました。

 

ケンカが減った理由はおそらく・・・

 

①自分の願望を通すより、私がキレるほうがめんどくさい、

と夫が折れたから・・・30%

 

②夫の口の悪さには大きな意味は無いことを

やっと私が受け入れられたから・・・30%

 

③お互いの願望、性格、

なにが好きで、なにが嫌いか、

どこを押さえてほしいか、大体把握できたから・・・40%

 

・・・というとこでしょうか。

そこで、③に関してなんですが、

夫は私とは違うな、と感じる点がいくつか。

 

夫は、ちょっと体調がなんかおかしいな・・・?

と感じたら、熱が出るまで何度も何度も、何度も何度も熱を計ります。

 

朝からずーっと、

「ピピッピピッピピッ」

と体温計の音がしすると、

「また始まった」

と思います。

 

彼は『体調が悪い』という自覚症状が出たとき、

その理由が明確でないと、我慢なりません。

 

熱が出れば、そりゃ体調は悪い、と納得できるので、

熱が出たことを確認できるまで、何度でも計るわけです。

そして半日にわたって10回以上計り続け、

やっと36.9℃くらいになってくると、

「ほら~、やっぱり」

と納得します。

 

何度計っても平熱、でもなんか体調がおかしい、

きっと熱があるはず、

と思い、検温儀式中だった先日の話。

 

私のところに来て、デコを触れ、と言う。

 

「だって、体温計で計って熱ないんでしょ?

じゃ、どー考えても熱ないでしょ。」

 

でもデコを触って確かめろ、と言う。

 

「だから、体温計でないなら、熱ないだろ?!」

 

と言うと、

 

「脇の下はね!」

 

脇の下の熱はないけど、デコの熱はあるかもしれない、と。

 

ま、言いながら自分でもおかしいと思い苦笑してましたが。

私の場合、たとえば朝起きて体調がおかしかったら、

可能な限り気づかない振りをします。

 

熱が出れば熱が出たとわかるので、その時点で一応計ります。

そして数値より、体感を重視します。

動けそうなら動くし、動けなそうなら寝るし。

子供いなけりゃ、簡単に寝れますが、

寝てもいられませんし。

 

もしくは夫は、何か買おうとしている物に

色のチョイスがあるのがすごく苦手です。

それが、スマホの『白 OR 黒 OR シルバー』だろうが、

パンツの『水玉 OR グレーストライプ OR 青ストライプ』だろうが、

ゴミ箱の『ベージュ OR グリーン OR ブラウン』だろうが、

とにかく【どの色にするか】を選ぶのがすごく苦手です。

 

彼は自分の選択に理由が必要な人なので、

機能の違いであれば選ぶ基準がそこにはあるんですが、

【色】のような、特に理由がない場合が多い選択が、苦手なんです。

なのでもう、執拗に聞いてきます。

 

「ねえ、何色がいいと思う?」

 

「どうしてその色がいいと思う?」

 

「本当にその色でいいの?」

 

放っておくと何日でも悩み、

結局力尽きて買うのを諦めたりもします。

 

私は普通に、『カワイイ』『ステキ』と思った色を買います。

忙しいときは

「知らね」

 

と放っておきますが、できるだけ付き合うようにしています。

彼が納得できる『その色でなければならない理由』

一緒に考えます。

 

「うちのフローリングは濃いブラウンだから、

これも濃いブラウンのほうが合うんじゃない?」

とか

「夏だからやっぱり、白じゃない?」

とか

「小さいけどすぐ見つけられるように、

ショッキングピンクだと目立つから、いいんじゃない?」

とか言ってあげると、

「そうだよね、そうだよね。」

とその儀式に安心してポチります。

 

お互いそうして、

受け入れ、補い、笑い飛ばし。

photo by JD Hancock

 

私の【夫のこと】【離婚について】カテゴリーの記事を

読み返していただけるとわかりますが、

ここまで来るのでも、かなりのバトルがありました。

 

彼と私の直接対決も相当あり、

それぞれの中での葛藤もたくさんあり。

まだまだ道半ばですが、いくつかの山は越えたと思います。

でもやっぱり、がんばってよかった。

 

真正面から取り組んで、よかった。

もうすぐ長男の4歳の誕生日。

 

 

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