こんにちは、ワーキングマザー・サバイバルのみゆき(@miyuki_thewm)です。
息子ふたりを育てながら、共働きのお金、子育て、仕事などについて書いています。
待機児童問題について、改めて考えてみました。
問題はそう単純なものではないのですが、ここは極力単純にしてみました。
まぁなんにせよ、問題はお金なのですよね。
お金さえあれば(予算さえつけば)、保育園は増えるんですよね。
保育園が増えにくい理由のうち大きなものが、以下のふたつだと思います。
①保育士不足
②保育園運営自体儲からないので、民間企業が参入しにくい
①は言わずもがな、保育士さんの待遇を改善する(=給料を上げる)しかありません。
聞いた話なのですが、その昔ベビーブームなどが何度かあり小学校の教諭の人数が足りなくなる
という時代があったそうです。
その時どうしたのか?
単純に、政府は小学校の先生の給料を上げ、全国平均より上に設定しました。
そうするとあっという間に問題は解決したそうです。
そもそも小学校は国が定める義務教育なので、
国が小学校に行きなさい!と命令する中で小学校に入れないという事態はまずい、
ということで政府主導で解決したらしいです。
それでは保育士の場合はどうなのか?
となるともうそれは、国として保育園を必要なものとするか、しないか、という話なんですな。
たとえば消防士さん、自衛隊員さん、警察官やお医者さん、公務員など、
国を運営する上でどうしても必要な人たちがいます。
そのような職業のなり手がいなくなると困ります。
そのため、そのような国として必要な職業は、処遇が良く設定されています。
もちろん、人の命を助ける職業としてのやりがいなども、その職業を志す大きな理由だと思いますが、
それにしても給料が低すぎればなりたくてもなれない人が出てきます。
その上でいま、国として保育園を必要な施設とするのか、しないのか。
その問題が、②もおのずと解決しますね。
保育園を必要な施設とするなら、国からの補助金が出たり、
自治体に保育園の定義を改めて指導する、という話になるはず。
小学校~中学校は義務教育ですが、では保育園や幼稚園はどうなのか。
いま、『一億総活躍社会』なんですよね?
それであればやはり、保育園は国として必要な施設ということになると思うのですが、
違うんでしょうか。
あ、ちなみにこの『一億総活躍社会』って、当初『一億総活用社会』だった、って知ってます?
『活躍』じゃなくて『活用』ですって。
政府や官僚のおじちゃんたちが、女たちを『活用』しようと思ったんですね。
一度発表して、反発を受けて『活躍』に変えたんですって。
そんなこともわからず、気づかないんですって。
頭いいはずなのにね、おかしいね。
そしていまの時代の少子化の解決には、女性の社会進出が必要らしいです。
女性が社会で活躍すればするほど、女性は子供を産むと。
ヨーロッパではそれで少子化が改善しつつある、という実績があるんです。
そりゃそうですよね。
自分の仕事、つまり自分の自立や自己実現、それとも子供、
どちらかひとつを選ばなければならないとしたら、子供を産む女性は減るでしょうね。
子供を産むなら、必然的に仕事を諦めなければならないなら、いまの女性は
産まない選択をする人も多いと思います。
私自身も、子供を選んだか、自信ありませんね。
仕事を選んでたかな~、多分。
そしてちなみに、高いレベルの幼児教育を受けた人は、
将来の平均年収が高く、そして犯罪率が低い、という実験結果が海外で出ています。
なのでヨーロッパでは、保育園に行くのは国民の権利となっている国も多いようです。
(『高いレベルの幼児教育』というのが味噌で、なんでもかんでも保育園に通えばそうなる、というわけではないようです)
こう考えると、問題は意外とシンプルだと思うんですが、どうしてこんなに時間がかかるんでしょうか。
私が読んだ本によると、やはり選挙の際の票にならないから、だそうです。
経済対策とかのほうが、票になるんですって。
う~ん、それであれば、やっぱり日本の人口は、今後どんどん減るんだろうな。
そうなると、どんな社会になるんだろうか。
それはもう覚悟しなきゃいけなそうです。
この国をどうすべきか、そればかりをずーっと考えている人が政治家だと思うのですが、
一体どんな国にしたいのか、いまいち伝わってきませんね。
このあたりの話、↓の本でわかりやすく解説されています。
とても読みやすい本なので、特に子供がいる方にはぜひ読んでほしいっす。
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