『血』の話と『ニコニコ』

 

おはようございます。みゆきです。

7歳と5歳の息子ふたりを育てています。

 

「テレビ見ないなら消しなよ。

 

「みてるの!!!」

 

夫と長男は、よくこのやり取りをしていました。

 

なぜかと言うと長男はよく、

テレビをつけて、テーブルに座って、

工作を始めるから。

 

夫から見ると、長男は工作をしているのであって、

テレビを見ていないと、だからテレビを消せと、

そう言うようです。

 

しかし見ていると、

長男は何がしたいかと言うと、

『テレビを見ながら工作』がしたいのです。

 

テレビも好きだし工作も好き。

どちらか一方では十分じゃなくて、両方したい。

彼にとってはその組み合わせが、

とにかくすごく好き、もしくは落ち着く、ようです。

 

次男がテレビを見るとき、

『見る』以外の動きは止まってしまいます。

だから、長男が先にご飯を食べ終わってテレビをつけると、

 

「ほら、ちゃんと食べて。」

 

そう次男に何度か言わないと、

ご飯を食べる手も止まってしまいます。

 

年齢もあるのかもしれません。

長男はとにかくいつも、

テレビをつけて、そしてダンボールを切ったり、

折り紙を切ったり丸めたり留めたりして、

 

「ハンバーグできた!」

 

と作ってはニコニコしてします。

 

ここ最近はもう、特に「見て!」と見せに来ることもなく、

ただただ手を動かし、何かを作っています。

 

 

母の話を思い出したんです。

 

「おねーちゃんはほんと、もうほんとーに、

空き箱とハサミとテープを渡せば、

それでひとりで何時間も遊んでた。」

 

 

未だに姉は1日中家にこもってミシンでリュック(!)とかを作っていたりする人なので、

母の話は本当だと思います。

姉が高校生の時、ミシンで帽子(キャップ)を作ったときにも驚きました。

 

そして長男は、いくらかそんな姉(私の母/父/祖父母?)の血を

受け継いでいるのだなと思ったんですよ。

 

昨晩も、テレビの前のカーペットに座って、

テレビと手元を交互に見ながら、

長男はずーっと折り紙やダンボールで何かを作っていました。

 

「血だね、血。」

 

私がこう言うと、息子二人が驚いて聞きました。

 

「ち!?」

 

彼らの知ってる『血』は、あの赤い、痛い時に体から出る液体。

私の言う『血』も同じ『血』ですが、ちょっと意味が違いますよね。

だからその意味を少し説明しました。

その説明を聞いて、長男は言いました。

 

「長男くんは、ねねちゃんに似てるの?」

 

「そうだね。少し似てるね。」

 

ニコニコしながら、また折り紙に戻っていきました。

 

最近は大きくなってきた長男。

週末もたまに、終日家で過ごす日も出てきました。

(次男はまだ日に一度は公園へ)

 

本を読む私の横で、

 

ザークザークザーク・・・

 

ダンボールをハサミで切る音がして、

テレビを見ながらやはり何かしら作っています。

 

 

 

昔姉の家に行ったときに見せてくれたのは、

複数の布を組み合わせて作った、

ランドセル型のリュックでした。

(大きさはランドセルの半分くらい)

 

我が姉ながら、なかなか趣味の良い、

普通に持っていても全くおかしくないクオリティのリュックでした。

「でね、見て見て、この蓋を開けると・・・

ジャジャーン。

開けたところもかわいいでしょ~?」

 

「うん、かわいい。」

 

私には、その開けたところの可愛さよりも、

姉のニコニコがすごく印象的でした。

 

 

長男のニコニコと同じ、

なんというか、内なる愉楽を楽しんで満たされている感じ。

他人がどう言おうと思おうと、

自分が楽しいと思うものがあり、それに没頭する時間があり、

そんなときの表情は、やはりとても『良い』ものだなと、

彼らのニコニコの共通点を見ました。

 

お金になるとか、生産性があるとか、

そういうこととは切り離された、

ただただ『好きなこと』があり、それに時間を費やすことは、

とても優雅で、且つ豊かなことであるなと、思いました。

 

 

 

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