おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
『抱っこされたい願望』って、ありますか?
お子さんではなく、あなたです、あなた。
『抱っこしたい』ではなく、『抱っこされたい願望』です。
ハグではなく、お姫様抱っことかでもなく、『抱っこ』です。
物理的に赤ちゃんのように持ち上げて抱っこでなくても、『抱っこ』です。
ちなみに私は、ないんですよね。
改めて考えて、自分に問うてみましたが、ありませんでした。
この著者の方は、自分の中に『抱っこされたい願望』を見つけて狼狽え、風俗店まで検索して、最終的には少し怪しいイベントで、インド人の『母』という
『マンマ』に思う存分『抱っこ』されて、胸の中で咽び泣いたそうです。
『抱っこ』するほうは、私はまだまだ毎日のようにやっています。
長男はだんだんなくなってきましたが、それでもまだたまにありますし、
次男はまだ3歳なので、毎日のように『抱っこ』しています。
しかし改めてその『抱っこ』の意味を深く考えたことはありません。
まぁなんとなく・・・安心感とか?愛されてる実感とか?そんな感じでしょ?
みたいな。
この本の著者の田房さんは、ご自身でも子育てをされています。
そして、自身のお母さんが『しんどい』ということで、ほぼ絶縁して、それを漫画にもされています。
ご本人も、
「私はお母さんに『抱っこ』されたいと思っているのだ」
と気づき、
今現在の60歳ころのお母さんと同じ年齢くらいの、肌のきめが細かい女性に『抱っこ』されたいと、
その機会を探しました。
デリヘルでその年代の女性を呼べばいいのでは、と思いつき旦那さんに反対されたりします。
深く意味を考えたことがない『抱っこ』ですが、
なんか大事であることは説明されなくてもわかるので、
私もできる限り息子たちを『抱っこ』します。
たまに長男が甘えた声で
「だっこ!」
と言うので、気合いを入れて23㎏を持ち上げると、
満足げな顔をして降ろせと言います。
「寝るよー」
と寝室へ行こうとすると、次男は小さな声で
「だっこぉ」
と言うので、抱っこして寝室まで行って、
ベッドの上に軽く投げてあげると歓声を上げて喜びます。
田房さんが最終的に行きついた『抱っこ』の意味は、
『生きてていいんだよ』と思わせてあげること。
親が子供に伝えるべきメッセージは、
『生きてていいんだよ』
である、とも言っています。
幸運なことに私は、母や父にちゃんとそのメッセージを十分もらったので、
もう『抱っこ』はいらない、と感じるのでしょう。
そして今は私が、息子たちにそのメッセージを送っているところです。
あなたのままに、生きていていいんだよ、って。
私はそんなに子供好きではないし、子供と遊ぶのも苦手だし、気分屋だし、一貫性もないし、デキた親ではありません。
それもあり、いわゆる『毒親』に困っている(いた)人が、どの辺にいちばん困っていたのか、
どんなことが親として『毒』になるのか、知れてよかったです。
先日の週末は雨で、長男の体調もいまひとつだったので、ほぼ1日中家の中で過ごしました。
いろんなオモチャを出したり、
粘土を買いにお散歩に行って粘土をしたり、
サツマイモをチンして食べさせたり、
私のピアノを出して遊ばせたり。
このブラジルのA Raposa E O Elefanteの服にも、
親(大人)から子供へのメッセージがたくさん詰まっているんです。
この虫の服も、『虫』じゃないんですよ、実は。
『みんないろいろだけど、飛びなさい。羽ばたきなさい。』
という意味なんですって。
言われてみると、どの虫も飛んでいるんです。
カブトムシは止まっているところを描かれがちですが、飛んでいます。
別の地域、別の国へ子供と一緒に移り住むと、
子供は親の言語よりも、学校や友達、その子のまわりの社会の言語や文化を選ぶそうです。
そういう意味でも、親から子へ、言葉で送れるメッセージなんてたかが知れている気がして、
だから結局とにかく『抱っこ』して、
あるがままを受け入れる、っていうことで、
それ以上働きかけるのはおそらく、社会へ向けたほうが、
回り回って子供たちへ届くんじゃないか、と思っています。
予定では明日(3月9日)の朝日新聞の朝刊で、
ジェンダー・ニュートラルな子供服店として『Neutral』のことを取り上げていただけることになっています。
先日取材ということでわざわざ自宅まで記者さんがお越しくださいました。
最近少しずつ、出荷も忙しくなってきました。
1点ずつ心を込めてお送りさせていただいています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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お忙しいところすみません。。
いつも応援ありがとうございます。
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