おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
その子は、恥ずかしそうにしながらも、私の目を真っすぐに見ていました。
隣で彼女のママが言いました。
「青が好きなんだよね。」
彼女はコクンと小さく、でもはっきりと頷きました。
「ごめんごめん、青がないね。
頑張って素敵な青いお洋服探すね。」
2月3日に開催させていただいた食育イベントで、彼女に会いました。
彼女を含めて、数名の『宝物』が集まってくれて、目をクリクリさせてカラフルな飲み物を作ったり、クッキーに自分でアイシングしたりしてくれました。
楽しんでもらえたかなぁ。
そこで少しだけ、『Neutral』のお洋服を持って行って、意見を聞かせていただいたり、ご要望があればご購入いただいたりしました。
その時彼女は、大好きな『青』を探していました。
私は息子しかいないので、つい『男の子も着れる赤やピンク』にどうしても目が行ってしまい、
本当の意味で『Neutral』な目がまだ持てていないのだと思い知りました。
もっと、『女の子』を含めて、子供たちのことを知らないといけないな、と。
だから保育園へお迎えに行った時、公園で会った時など、いままでよりも話しかけ、注意深く観察するようにしています。
『ミーム』って知ってますか?
私もつい最近知ったんですが、
文化や情報を伝播させていく概念のこと
だそうです。
『概念』って・・・なんだっけ・・・?
あぁ・・・深いところへ落ちていく気がしますが、どうかお付き合いください。
『概念』とは、要約すると、
大まかな全体的な意味内容
のことです。
『足が4本で、柔らかくて、ニャーと鳴く』
というのが、私たちが共通で持つ、『猫の概念』です。
『犬』の概念とは似ていてもちょっと違うので、私たちは犬と猫を識別します。
これは、脳の機能だそうです。
いま私が、私たちが立ち向かっているのは、
『女性』『ワーキングマザー』『母』の概念です。
どれにもどこか、息苦しい要素が含まれている気がするので、その『概念』が変わって欲しいと思っているはずです。
そして私が『Neutral』を作ったのは、
『女の子』や『男の子』、『性別』の概念を変えたいからです。
『髪が比較的長く、赤やピンクが好きな子供』
という『女の子の概念』が、私の中にもまだあったのでしょう。
しかし、イベントで『青の好きな女の子』に出会い、彼女に目を真っすぐ見つめられて、
『青が好きな女の子もいる』
という概念(ミーム)が私に伝播しました。
ミームが伝播する時、しやすい時という条件があります。
それは、
感情を動かすこと。
概念は、人の感情に乗って、伝播するんです。
『戦争はダメ。戦争は悪である』という概念は、
戦争によって被害を受けた人などを感情的に描き、見ている人の感情を揺さぶる映画などで、最も効果的に伝播します。
「戦争とは大量に人が死にます。○○戦争では〇名・・・」
とデータをいくら説明されても、概念を植え付けることはできません。
感情を動かすことが重要なのです。
例えばですが、
ワーキングマザーはツライのです~♪
子供を抱え~♪
仕事を抱え~♪
家事を抱え~♪
重い~♪
重いよ~♪
誰かこの荷物を~♪
一緒に持ってくれませんかぁ~♪
と、人の感情を揺さぶるような歌ができたら、
いまよりももっと、『ワーキングマザーの概念を変えるべき』というミームが伝播すると思われます。(←冗談ではありませんよー)
これは一般的な話ですが、男性の脳では、言葉と感情がのつながりが、一般的な女性と比べると薄いのです。
脳梁と呼ばれる部位が、一般的な男性の脳では、女性より細いのです。
つまり、男性を感情的に揺さぶろうとする時、言葉だけでは足りないことが多いのではないか、というのは私の推測ですが。
だから、表情、声色、すべてを使い表現すること、
そして使う言葉を、対女性の場合よりも直接的なものを選ぶこと。
「手伝ってくれたら助かるな」
ではなく、
「助けてください」
というストレートな言葉を選ぶこと。
・・・なんじゃないかな・・・と思ったわけです。
うーん・・・ずいぶんと深いところへ来ましたが、私が見えますかwww?
先の『青が好きな子』は、この青いTシャツを着てくれているそうです。
青にもいろいろあります。
彼女に似合いそうな、彼女が好きそうな青を、探しています。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。