人づては『褒める』限定が原則です。でも効果は抜群。

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

以前の会社で働いていた時の話です。

外資系の広告代理店でした。

広告代理店には、『クリエイティブ』と呼ばれるチームがあります。

デザイナーやコピーライター、アートディレクターやクリエイティブディレクターなど、

広告のアイディアと、その表現について『クリエイト』してくれる人たちです。

 

そして大体、時代にもよると思うのですが、

クリエイティブにはたまに、『スター』がいます。

何かの広告賞をとっていたり、ヒットというか、世の中的にバズッた広告を作っていたりすると、なんとなく『スター』感が出ます。

 

しかし『クリエイティブ』の人たちは営業の人たちとはやはり全然違っていて、

どこかアウトローだったり、まぁつまりは、少し扱いにくい人というのも、多いのです。

そんな『とっつきにくいスター』が、昔いました。

同年代の男性でしたが、いくつもヒットを飛ばしていました。

とても優秀な人でした。

しかし仕事をお願いするときは、とても大変でした。

 

「オレたちに何をして欲しいのかさっぱりわかんない」

「わかるまでなにもできない」

 

みたいな話で何時間もミーティングをしたのを覚えています。

なんとか彼に「なるほど」と言わせないと仕事をしてもらえないので、言葉を尽くして説明しました。

 

そのしばらく後、別の同僚と話していた時、

その『とっつきにくいスター』が、私のことを話してたよ、と言われました。

 

「なにそれ!?なんて!?こわいーーー!!!私何かしちゃったかなー!?」

 

「違う違う、勘のいい、頭の良い子だって、言ってたよ」

人づてに褒められるって、直接褒められるより嬉しいと、私は思っているんです。

『とっつきにくいスター』に直接同じことを言われることを想像しましたが、

人づてのほうが嬉しいな、と思いました。

 

人づてに褒められるというのはつまり、

自分のいないところで自分のことを肯定的に話してくれている、ということでもあるからだと思います。

『とっつきにくいスター』に人づてに褒められたことで、私はかなり嬉しかったです。

『頑張ってきてよかった、また頑張ろう』と思いました。

 

だから私は、自分の聞いたその場にいない人の誉め言葉は、機会があれば本人に伝えるようにしています。

会社の場合、細心の注意が必要ですが。

 

子供の場合も、効果があると思っています。

 

「パパがね、次男クンがずいぶん歯磨き上手になったね、って褒めてたよ」

「ばあちゃんがね、長男クンの字が上手くなったね、ってびっくりしてたよ」

「〇〇先生が、次男クンが発表会の練習すごく頑張ってた、って教えてくれたよ」

「パパはね、長男クンと次男クンのこと大好きで、とっても大切に思ってるんだよ」

 

しかしこの『人づて』は、誉め言葉以外はダメなやつです。

たとえ否定的なコメントではなかったとしても、

「○○さんがXXって言ってたよ」

っていうのは本人に言っても、ひとつも良いことはないと思います。

子供も然りで、むしろ悪い効果を生む可能性のほうが高いので、誉め言葉限定です。

 

叱られて伸びる子なんていないと思うんです。

褒められて伸びない子も、いないと思うんです。

だからいっぱい褒めたいと思っています。

そんな長男が先日、久々に胃腸炎になりました。

ゲボは一度きりでしたが、その後発熱もしたのでたくさん汗をかき、洗濯が恐ろしく大変でした。

4回まわすのはなかなかのものでした。

家中の布を洗ったような心持でした。

 

瞬間風速的にパジャマが足りなくなりそうでした。

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どうしても外せない仕事がありパパが長男を看病してくれました。

私が夕方帰って来たら、長男は奇声をあげながら仮面ライダーの剣を振り回していました。

 

「元気になったみたいだね」

「そうだね、3時間寝たらすぐ熱下がったよ」

 

よかった。

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