おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
8歳と5歳の息子ふたりを育てています。
いちばん遺伝するもの。
顔や体つきなどの外見はもとより、
運動神経とか勉強ができるできないとか、
絵がうまいとか歌がうまいとか、
そういうものってかなりの比率が遺伝に左右されると、
昔本で読んだんです。
この本…だったかな~…
そして本に書いてあった、
↑などの要素よりももっと遺伝率の高い資質。
それが、気質。
性格。
個性と言えどもやっぱり出どころがあって、
脈々と続く遺伝子の情報。
長男を見ていると、
顔にこそ夫の要素を見出せますが、
彼が考えていること、私には手に取るようにわかります。
もちろん私がわからない範囲のことが
彼の中にもあると思いますが、
やっぱりやっぱり似てる。
だから、どう言えば彼の心に届くかすごくわかるし、
実際私が打てば響く。
しかし、夫のやり方は長男には響かない、
というか嫌がる。
そして次男。
さっぱり、さっぱりわからない。
夫の言い方ややり方が響いているようには見えるけど、
それがなぜ響くのかもわからないし、
言動も意味がわからない。
そしてそんな次男ももうすぐ小学生!
まだまだモチモチで『すあま』みたいな次男。
かわいくて撫でまわすけど、
急に人の体の上で陸に上がった魚のように跳ね出すと痛い。
目覚ましが鳴った途端に起きて、
先に支度を済ませてから本を読んでいる長男とは対照的に、
起こさないと起きてこず、起きてもしばらく遊んでいて支度もしない。
だからいつも朝出るのが遅くなり、
「来年から小学生だよ~」
という定番の声掛け。
長男は決まった時間にさっさとひとりで出ていきます。
そんなふたりが、朝どちらが先に出るかで諍い。
小学生は登校時間が決まっている。
次男は支度が遅い。
でも早く支度さえすれば長男よりも早く出ることもできる。
双方が双方に先に行かせたくないというこだわり。
じゃあ、一緒に出ればいいんじゃないの?
ということになった最初の朝。
いつものように遊んでいて支度をしない次男に
声をかけたんですよ。
「そうやって遊んでると、
長男クンまた先に行っちゃうよ?」
その声掛けが嫌だったそうで、痛くご立腹の次男。
「ママなんか嫌い!
ママと保育園いかない!
そんなこと言われたら嫌だった。
ママなんか嫌い嫌い嫌い!!!」
もちろん子供の言うこと。
気にするほどではないけど、
やっぱり『嫌い』と言われると胸がチクッとはするよね~・・・
と思って、
とはいえ何も言わず、
そこで私にとっては終わっていました。
そのまま朝食を準備して、
「できたよ~」と声をかけて一緒に食べていると。
隣に座る次男が、
テーブルに乗せた私の腕を触ります。
それもよくあることなのでそのままコーヒーを飲んでいました。
私の腕の上に小さなこぶしを乗せて、
一瞬私の目を見て顔をクシャッと歪ませ、
次男がこう言いました。
「ママ・・・ごめんなしゃ~い~・・・」
『ママ嫌い!』
と毒づいたことが、
彼に中にまだわだかまりのように残っていて、
そして私の中にもそれがあるのではないかと思ったわけで。
それらを解消しようと、5歳児さんが誰にも促されずに
「ごめんなさい」を言った。
『嫌い』と言われたら誰だって嫌だということ。
『次男くん嫌い』ほら、言われたらどんな気持ち?
そんなこと、言ったような気もするけどいつだったか。
その場では響いていないようでも
ちゃんと心の中で何かが育っているのか、
なんて考えもしていなかった時だったので、
次男の「ごめんなさい」に私は面食らい、
でもとても嬉しくて。
「いいよ~、大丈夫だよ~。」
と返したら安心したように笑った次男。
私にとっては宇宙人のようで、
何をどう言えば伝わるのかさっぱりわからなかったけど、
やっぱりちゃんと成長しているのだなと。
この「ごめんなさい」が自発された時点で、
結構私の子育て半分くらい終わったんじゃ・・・
と思った朝、でした。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。