おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
結婚前の私こそが、『どうしてもお金を使っちゃう人』そのものだったので、よくわかります。
お金が大事なことはわかるし、
貯金をしなきゃいけないこともわかっているはず。
なのになぜか、気づくとお金を使ってしまっていて、
「あれ?」
と思うことがしばしばありました。
月々マイナスになることはありませんでしたが、
それでも銀行の残高が50万円を超えることはありませんでした(!)
(今考えたら50万円てすごいですねwww自分でも笑っちゃいますwww)
かと言って、特に『贅沢』しているつもりはなかったし、
今考えても、いったい何にお金を使っていたのか、いまいちよくわかりません。(←重症でした)
んー・・・
飲み代
クリーニング代
タクシー代
洋服代
何にどうお金を使ってしまっていたのか、そこも掘り下げればいろんな発見がありそうですが、
今日はその『心理』の話。
『貯金が苦手だ』と言う人を集めて実験をしたそうです。
年を取ったように加工した、その人本人の写真をそれぞれに見せて、
その後にお金の配分を聞くと、
写真を見る前に比べて、貯金に回す配分が増えたそうです。
また別の人たちを集めて、自分以外のお年寄りの写真を見せて、同じようにお金の配分を聞いたところ、
その配分に差は出ませんでした。
ほかの実験なども踏まえて、その研究者はこう結論づけていました。
貯蓄が苦手な人は、
現在の自分と未来の自分を別人だとみなす。そんな人にとって貯蓄は、
今日自分で使ってしまうか、
のちに『他人』に与えるか、
その選択に似ている。
おおー・・・
結婚前の私は、まさにそれでした。
未来の自分が、自分とは思えなくて、すごく距離がありました。
年を取った自分も、子供を持った自分も、ましてお金に困っている自分も、
いまいちピンと来ないというか、
同じ自分ではない感じ?
『今しか生きられない』ほどに若くはなかったはずなのに(~33歳ころ)、
なんであんなにも自分事に思えなかったのか・・・
未来の自分を、『他人』としてしか見れなかったから、
ほかの人にあげるくらいなら自分でいま使っちゃおう!と思っていたのだと、納得です。
妊娠して、
『ちゃんとしなきゃ』
と頑張って思うようにして、
『お金と言えば、株か?株なのか?』
となんとなく株を買ってみましたが、
いまいち実感に乏しく、自分でも何をしているのかよくわかりませんでした。
当時の私にとっては、お金も、そして未来の自分も、
つかみどころのないフワフワした霧のようなものに思えました。
しかし私の場合、
『お金に困ってしまう未来の自分』よりも、
『効果的にお金を使って楽しんでいる未来の自分』を描き始めたとき、
未来の自分が途端に距離を縮めて、今の自分のすぐそばに来た、そんな感覚でした。
『お金がネックで子供の希望に制約が出てしまう自分』よりも、
『ここだ!と思ったら湯水のごとくお金を使って、子供たちと笑っている自分』を描いたら、
それは決して『他人』ではなく、まぎれもなく『私』だと実感できて、
今のお金に真剣に向き合えるようになりました。
そして真剣になると、本当にお金はちゃんと、とどまってくれるようになりました。
『未来の自分』が近くにさえいれば、
あとは『お金の本質』をつかむ、という話で、
そこは夫に教わりながら、勉強しながら、実験を繰り返しながら、
まるでスポーツが上達するように、徐々に習得してきた感じがします。
見本を見て、理論を聞き、やってみて、うまく行かなくて、
もう一度理論を聞き、見本を見て、またやってみたら少しバットにボールが当たって、
何度もやるうちにボールをバットの芯でとらえられるようになる、
そんな感じ。
一度覚えてしまうと、何度やってもある程度はうまく前にボールが飛ぶような、そんな感じでしょうか。
とはいえやっぱり、そもそも野球が好きでないとそこまで打ち込めないのはあるかもしれません。
数字が好きというよりも、
お金という社会的なツールの働き、性質、力、そんなものに興味があります。
『未来の自分』は、あなたにとって、
自分ですか?
それとも他人に近い感覚ですか?
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。