砂場という社会で学ぶこと。嫌なものは嫌だと言って欲しい。

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

先日うちの『おまんじゅう』(次男)の3歳健診がありました。

平日の午後、仕事をお休みして久しぶりに次男とふたりきりで過ごしました。

健診は小一時間で終わり、近くの公園でブラブラしていました。

そこの公園は砂場に共有のオモチャが自然発生していました。

ボロボロだけどまだ使える砂場用オモチャが、近くのスーパーの買い物かご(←誰が持ってきたの・・・?)に入れて置いてあります。

 

子供って、新品でなくても自分のではないオモチャで遊びたがりませんか?

次男もたまに行くその公園の砂場はよく遊びます。

砂場で遊ぶ次男のそばに座り、ボーッと次男を眺めていると、

おそらく幼稚園帰りの女の子が砂場へ来ました。

あとから同じ制服を着たお友達も参戦。

次男は相変わらず砂場の隅っこで遊んでいます。

 

すると女の子(推定4歳)が、私に何かを訴え始めます。

お母さんたちは少し離れたところでおしゃべりに興じています。

 

「オモチャひとり占めしちゃいけないんだよ。」

 

へ・・・?

 

次男を見ると、バケツ1コ、シャベル、型いくつか、でチマチマ遊んでいます。

他にもオモチャはたくさんあります。

 

その女の子の言わんとしていることを汲み取ると、どうも、

全部のオモチャを、全員でシェアして遊ぶべきだと。

 

な、なるほど・・・

 

次男に「どうする?一緒に遊ぶ?」と聞きました。

 

この場合、別に結局はどっちでもいいと思います。

その場にいる人がみんなハッピーなら、どっちも正しいし、どっちも悪くない。

でも私は、そういう場合には子供にこうつけ足しています。

 

「イヤならイヤって言いなさい。」

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そして次男は「イヤ」と言い、そのまま再開されました。

次男は5つくらいのオモチャでひとりで遊び、残りのたくさんのオモチャを、残りのふたりで使って遊んでいました。

砂場という社会があり、そのまま公園、学校、友達、地域、と子供たちの世界は広がっていきます。

 

 

(日本では)自己表現、自己実現よりも自己抑制が重視されている。

子供の発達もその方向へ導かれている。

研究では、日本人よりもイギリス人のほうが怒りを表出することがわかっている。

怒りの心理学

 

 

自己抑制は、保育園でも、どこでもさんざん教わっていると思います。

家でだって当然、自己抑制を学ぶ機会はたくさんあります。

というか自己抑制は、学ばざるを得ません。

だから同じように、自己表現や自己実現の機会を、ちゃんと作りたいと思っています。

もちろん、その加減も学ばないといけません。

先の砂場の例でも、次男がたくさんのオモチャを独占していたらそれは、ほかの子の楽しみを奪っているので、それは自己抑制して譲ることが望ましいです。

次男も全員で遊びたければ遊べばいいんです。

しかし『ひとり分』のオモチャを少しの間独占することは、この場合、正当に思えました。

特定のオモチャが欲しければ、「かーしーて」「どーぞ」「あーとーで」という流れです。

 

夫とも話していたんですが、

「嫌なことを嫌だ」と言わない精神ばかり学んでいると、

搾取される側に回ることが多くなるのでは、と私は考えています。

 

現状に満足する心は同時にとても大切なことですが、

『置かれた場所で咲きなさい』理論をどんどん広げていくと、

税金がどんな使われ方をしても、どれだけ意味不明な政策をされても、

 

「私の力じゃどうしようもないし~」

 

とずっと、ずーっと、搾取され続ける社会でもあると思っています。

 

何の話かって、

 

『選挙に行こう』

 

という話です。

 

来月には、23区のほとんどの地域で区議会議員選挙などがあります。

おそらくどこも、投票率は5割未満です。(我が区では40%程度)

 

私と夫は必ず投票へ行くのですが、その短い場でのこれまでの経験でだけですが、

投票しているのは圧倒的に高齢者が多い印象です。

車いすの方は結構出くわしますが、ベビーカーにはあまり出くわしません。

 

『投票に行くこと』

そのものに大きな意味があるというよりも、

『投票に行く心』

が大事だと思います。

 

『保育園落ちた』

『児童虐待のない社会へ』

『保育料無償化より全入』

 

そんなことが頭をよぎるなら、少しだけ歩を進めて、立候補者を少し調べて、

この人かな、あの人かな、と考え、

権利を行使する人が、少しでも増えたらいいんじゃないかな、と思います。

 

そんなことを言う私も、実は結婚するまでは投票へ行ったことがありませんでした。

子供を持って初めて、社会の歪みに目が行くようになり、

『投票へ行かないことには話になんねーかな』

と思い、行くようになり、行くようになると当然、

普段の議会の運営、予算の使われ方、次の選挙などに自然と興味が向くようになります。

 

細かくチェックしたりはしませんが、投函される区報などにチラッと目を通したり、

ニュースで国政を知ったり。

 

家族で投票に行くこと。

その後家族で外食をすること。

候補者に関して家の中で話すこと。

政策に関して家族で議論すること。

『大人』とはどういう『状態』か。

嫌なことは嫌だとちゃんと主張すること。

人の権利と自分の権利の双方を認識すること。

 

そんな『文化』を子供たちには持たせてあげたいな、と思っています。

夏には参議院選挙もあります。

 

選挙カーはもう勘弁して欲しいですが、選挙って意外にワクワクします。

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