できていることを褒める、が難しい

 

おはようございます。みゆきです。

11歳と9歳の息子ふたりを育てています。

 

空の段ボールを潰したり、

お菓子の袋を開けたり、

キーホルダーの金具をつけたり。

 

子供が自分でやろうとしていることを、

やっと黙って見ていられるようになりました。

 

少し前まで、なんだかウズウズしていましたが、

そのウズウズもなくなってきたことを、

感じます。

 

なんせ遅い。

当たり前だけど、なんでも遅い。

 

自分でやったほうが早い。

 

でもそれでも、黙ってゆっくり待つ、

これが意外に、意外に難しいですよね。

自分でできることを、

遅い人にやらせるって、結構難しい。

 

でも当たり前だけど、

遅いながらもやらないと、できるようにもならないし、

早くできるようにもならないわけです。

 

「床に物を置かない。」

 

「床とかテーブルに一度置かずに、

定位置に直接置く方が良いよ。」

 

「そんな言い方しないほうがいい。」

 

なんやらかんやら、

毎日毎日、子供らに小言を言う、

損な役回りです。

 

もう9歳、11歳ともなると、

口答えは一人前です。

 

「いまやろうと思ってたんだよっ!」

 

「うるさい!」

 

言うだけ言って、

口答えをスルーして、

後ろ手にドアを閉めながら、

私はお風呂に入りました。

 

 

お風呂ってホント、なんか閃く場所だよね。

無心に髪の毛を洗っているとき、

ただただ手を動かしていると、

 

そういえば。

 

 

できないことを見つけて指摘することは

何も考えなくてもできるけど、

できていることを見つけて褒めることは、

気をつけないとできないんだよね。

 

お風呂から出て、声をかけます。

 

 

「次男クンそういえば、

この前の習い事、

いつもと違う日に行くの嫌だってよく言ってたのに、

この前は嫌だとか言わず、

ひとりで気持ち切り替えて

気持ちよく行けたんだね。

すごいね。えらいね。」

 

 

こちらを振り返る次男。

キョトンとした顔から、

はにかみと『ドヤ』が半々の笑顔になって、

私のお腹に抱き着いてきました。

 

 

「長男クン、

この前歯医者さんで

ママは何も言わなかったのに、

先生に大きな声で『ありがとうございました』って言ったの、

すごいなって思った。

かっこよかったよ。」

 

 

11歳にもなると、

はにかみは隠すようになり、

でも滲み出る、ほんのちょっとの『ドヤ』

 

もう抱き着いてくることはなくなり、

スキンシップはかなり減ってきました。

 

 

無いものばかりに目が行ってしまう人のサガ。

あるもの、できていることに目を向けるのは、

難しいものです。

 

 

 

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

ひとりでできることには限りがある。

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