息子がいなくたって子供がいなくたって読むべし『男の子の育て方を真剣に考えたら…』

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

一気読みしちゃいました。

 

もうタイトルから、かっこいい。

キーッ!と嫉妬を感じるほど、タイトルがかっこいいですよね。

削りたての鉛筆みたいに尖ってて、かっこいい。

 

田房さんの本はいろいろ読んでいて、

この本がウェブに掲載されていたころにも欠かさず読んでいましたが、

書籍もやっぱりよかったです。

なんなら息子も子供もいなくても、

男性との親密な人間関係の中にいる人にはぜひとも読んで欲しいです。

 

ママ友たちの話の中で、

 

「男の子はやっぱり〇〇だよね~」

「女の子はやっぱり〇〇だな~」

 

という発言が、自然に聞かれます。

いちいち反論するのも面倒なのでいつも流しますが、

そういう性別による『型』にはめる大人の発言が、

子供たちや自分たち、夫たちの首を絞めていると、

ぼんやり考えていたことがあります。

 

私自身は娘がいなくて息子しかいないので、

子供が男か女かで、子供に対する親の気持ちが違うのか、

違うならどう違うのか、

実際に体感したことがありません。

ただ、ふたりともかわいくて大切で、

命をかけて守りたい人間たちです。

 

でも、『小さな彼氏』感はゼロ。多分。

相手が誰であれ、結婚するしない関係なく、

好きな人と良い関係を築き、幸せになって欲しいです。

 

・・・うーん・・・

多分まだ、私自身が『男の子の育て方を…』の内容を完全に消化しきっていない感がありますが、

書いているうちに咀嚼できるかな。。

私がこの本でいちばん引っかかったのは、

『夫との癒着』の部分です。

核家族共働きで夫と綱渡りしながら息子ふたりを育ててきて、

ケンカしながらも、なんとか共倒れしないように日々を回してきて、

つい、夫と自分がくっついちゃっているというか、

『阿吽の呼吸』からずるずると、

自分と夫の境が曖昧になってきて、

夫を別のひとりの人間としてちゃんと意識できていない瞬間が、

多々あったと改めて思いました。

 

なぜか田房さんのように、

夫に対する恋心のような情熱を呼び戻すのはなんかしっくりこないのですが、

でもひとりの別の人間として、

夫のことをちゃんと認識し尊重するという作業は、

今の私には必要なことだと感じました。

 

息子(どっちか忘れた)が赤ちゃんの時、

椅子の足を齧ったり(止めなかった)

ベビーカーの車輪を舐めたり(さすがに止めた)したとき、

『赤ちゃんというのはこういうものなんだ』

と思いました。

 

でも何かの本で、同じような赤ちゃんの動作を、

『息子だからバカだから』と描いているものも見ました。

 

『男の子だから』

『女の子だから』

『男は』

『女は』

 

私は男だ女だとこだわっているのではなく、

『男だ女だ』と言う人と、言う社会にこだわっているのです。

 

「男の人は、女の人の役に立ちたくて、助けたいと思っているんです。
でも、その前に男の人はまず『上に立ちたい』んです。
・・・男性は自分が助けたいと思う相手に上から来られると、
助けられないんです。だから攻撃して相手を弱めて下に行かせて、
自分が上にいる状態にしてから、上から下に手を差し伸べて
『大丈夫かい』と助けたいんです」

 

 

男の人、男の子というのは、

こうも複雑な呪いの中で生きているんだなと、

気の毒に思いました。

 

別に役に立たなくても、男性には価値があるじゃないですか。

女性と同じように男性だって、存在そのものに価値があるのに、

下にいる女性の役に立ちたい、

もうなんか複雑すぎて何がしたいのかよくわかりません。

 

本人たちもよくわからないままに周りを攻撃することになり、

結果、

『夫と温泉なんか行きたくねーし。』

と思われたり。

 

男性も、今の社会が発する『圧』の被害者であり、

それに傷ついていると自分で認めることで、

自分の加害にも向き合えるわけで、

女の子にかけられている呪いも質が悪いですが、

男の子にかけられている呪いもなかなかです。

 

・・・やっぱり書いても、あまり私の感想はまとまりませんでしたが、

あなたが抱えるいくつかのモヤモヤのうちのいくつかを晴らすことが、

必ず見つけられると思われる、

てんこ盛りの1冊だと私は思います。

 

何度も読み返す箇所がたくさんあって、

考えを巡らせるチャンスをたくさんもらった、

出会えてよかった本でした。

 

ぜひ、読んでみて。

 

 

 

夫婦、夫、妻

++育児の穴++

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