おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
7歳と4歳の息子ふたりを育てています。
数日前のことですが、こんな報道がありました。
ご存じの通りいま現在、
年収960万円以上の人がいない世帯には、
3歳未満で子供一人当たり1万5千円、中学生まで1万円
が支給されていて、
年収960万円以上の人がいる世帯には
特別措置として子供一人当たり月額5千円が支給されています。
それを、待機児童問題解消のための財源に充てるため、
①特別措置の月額5千円を廃止
②年収960万円以上の人がいる世帯ではなく、
世帯年収960万円(金額調整あり?)以上に変更
と検討していると、そういう報道でした。
これまで子供ひとり当たり1万円(3歳以上)もらえていた
共働き+小学生の子供ふたり世帯が、
今後一切給付金をもらえなくなる、
そんなことも大いにあり得る、
そんな変更を検討しているそうです。
この家庭の例だと、
子供ふたりで年間24万円が、
ゼロ円です。
『年収960万円以上の人がいる世帯』は少数派かもしれませんが、
子供ふたりで『世帯年収960万円』は
結構該当する人も多いかと思います。
夫か妻、どちらかが仕事を辞め、
世帯年収が下がれば、
この24万円は貰えることになります。
もちろんどちらかが仕事を辞めれば、
給料分が減るので全体的には減収になるはずですが、
国から貰えるお金は、いろいろと増えるわけです。
子供手当然り、
扶養控除(所得税+住民税)然り、
医療保険料や年金保険料然り。
子供を持ち、共働きをすると、
途端に国から貰えるお金が減ることになります。
本来、国が徴収して給付する
税金や保険料などは、
『富の再分配』機能を持つものです。
たくさんお金を持っている人、
たくさんお金を稼げる人、
稼げるタイミングにある人、
そんな人から、
そうでない人へ
富を再分配するのが、税金や公的保険です。
それがいまの日本においては、
子供がいるとあまり分配を受けられず、
更にどんどん分配を受けられないようになりそうだと、
そういうことなんですよね。
特に、いま小学2年生以上の子供がいる世帯が、
もっともその分配を受けられていないと言われています。
じゃあ誰がその恩恵を最も受けているのかと言うと、高齢者です。
もちろん、現役時代にたくさん税金や保険料を支払ってきて、
引退して恩恵が受けられない!となったらそりゃ『嫌』なのはわかりますが、
とはいえね、という比率なわけですよ。
そうやってどんどん、どんどんとまた、
ただでさえ少ない若者が、
「子供を育てるのってもはや金持ちの道楽?」
と子供がどんどんと減る。
そういうまさに負のスパイラスが既に始まっているということなんですね。
なんかさー、『政治』ってなんなんだろうなと、
考えてしまいました。
『あるべき姿』はあれど、
今の日本で例えば、
「少子化を食い止めるために、
年金をひとり当たり月額500円減らします。
そのお金を子供に使います。」
そんなことを言うと、
もう議員にすらなれないかもしれないわけですよ。
『あるべき姿』を実現したい、
そのために議員になりたい、議員でいたい。
そして議員でいるためには、高齢者の反対にあうようなことはできない。
どうしたって、人数が少なく、それ故に声が小さい
若者、子供、現役世代から、
もともと少ない予算を搾り取り、
騙し騙し自分の議員生活を終えたい、そういう感じなんでしょうか。
じゃあ、こちら側としたらどうすべきか。
いま、
「少子化は問題です!」と言われながら、
『子育て罰』を受けている私たち子育て世帯は、
どうすべきか。
数が少ないから、声が小さいから、
ひとりひとりが大きな声を上げるしか、ないのです。
選挙に行くのはもちろんなのですが、
Twitterでもいい、ブログでもいい、
もしくは、オンラインで直接声を上げていくしかないのです。
『世論』ってなんだろう?って
昔思ったんですが、
多分、多分ね、こういうことの集合体が一定の数と『インパクト』に達すると、
それが『世論』になるのだといまは思うのです。
『日本死ね』や、
ベビーカーで役所前でデモをしたママ達は、
一定以上のインパクトを持ったために
世の中を動かしたのだと思うんです。
「私ひとりが意見送ったところでね~。
いまあるものに感謝して楽しく暮らさないとね~。」
と構えていると、
それが『世論』になるのだと、思うんです。
『子育て世帯は現状に満足しているのだ。』と、
都合よく解釈されるのが、『世論』だと思うのです。
新型コロナウイルスの騒動の時、
『お肉券』で支給されそうだったのを現金に変えたのも、
こんな『世論』だったと思うのです。
そして私たちにも、『世論』は作れるのだとも、
思うのです。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。