嫌なものは嫌です

 

こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

いまの会社とも、もうすぐサヨナラです。

間に約2年の産休~育休をはさんでいますが、約9年半勤めた会社です。

いま考えても、会社という環境の中では、私には結構良いものでした。

だからこそ9年半も勤めていたんでしょうが。

 

なんだろうな、私、思い返すと中学校ころから、苦手だったんです。

回りの人と同じことをするのが。

それが自分もしたいことであれば、それが回りと同じことであっても良かったんですが、

回りの人がしていることで、自分はしたくもないことを我慢して一緒にやる、

っていうのが苦手でした。

みんな苦手なのかな、とも思うんですが、【迎合】というやつですかね。

 

ひとりで帰るのも好きだったし、

休み時間は本を読みたいときもあったし、

友達のトイレが終わるのを待ってるのも嫌だったし、

教室で休み時間などにイチャイチャする同級生カップルを、

「みんなで注意しよう!」と息巻く女子たちにも賛同できませんでした。

別に教室の隅でイチャイチャしてるだけなんだし、

目障りなら見なければいいし、好きなようにさせてあげれば?

と思いました。

 

そして高校生になり、アメリカに留学し、外資系の会社で働き始め、

どんどんラクになりました。

なんというか、それはやっぱり【日本】なんだろうな、と思いました。

 

【日本】て好きだし、【日本】に生まれてラッキーだったと思いますが、

他の国同様、良い面ばかりではなくて、

簡単に言うと【同調圧力】というか、【出る杭は打たれる文化】というか、

そういうところが窮屈であったりするなぁ…とたまに思います。

 

かと言って別に、反骨精神とか、反抗したい、とかそんな気張った考えもなく、

ただただ、支障ない範囲で、したいときに、したいことを、したいようにしたいだけです。

アメリカの大学に行ったとき、歩きながら、授業を受けながら、

食べたいときにリンゴをかじっていても、誰にも文句言われなくて、

いまの会社でも、丁寧な言い方はすれども「そのミーティング必要ですか?」

相手がだれであれ疑問をぶつけることができるっていうのが、心地よいです。

 

昨日紹介した本の話の続きなのです。

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講談社
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終戦間近の特攻隊の話は、有名です。

しかし、突っ込んで自爆しても、相手にあまりダメージを与えられない、

ということが周知の事実だったそうです。

ただ感情論で、出撃させられた若者たちは死んでいきました。

そんな中で、「死んで来い」と9回も出撃させられて、

そのたびに生還した人がいたんだそうです。

「効果は無いけども、死んで来い」 という究極の同調圧力に負けずに、

淡々と生き延びた人がいたんだそうです。

 

一方、帰国子女の主人公の中学生は、

理由がよくわからない日本の校則に戸惑います。

同調圧力のゆがんだ形である【いじめ】と、

見て見ぬふりをする同級生たちに苦しみます。

 

上手く言えないんですが、我が息子たちには、

「嫌なものは嫌だ」

ちゃんと言える大人になって欲しいな、と思うんです。

それによって不利な立場に追い込まれることがあっても、

なんとか切り抜けていけるように、なって欲しいです。

 

同じいまの会社でも、数年前の違う上司の時には、

【残業してなんぼ圧力】があり、昇給を諦めていた時期もありました。

権力を伴う圧力に抗うのは、言うほど簡単ではないんですが、

『自分が間違えているかもしれない』と疑う心を教えた後に、

『時には自分以外の人が間違えていることもある』と、

息子たちに教えたい、とも思うんです。

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

ひとりでできることには限りがある。

 

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