私を美術嫌いにさせた、先生のひと言

 

カメラが好きです。

毎日1枚は撮ります。

このカメラはかなり重い(レンズ込みで約1kg)んですが、週末は必ず持ち歩きます。

大人をきれいに撮るのはすごく難しいですが、子供は素人でも撮るのが簡単です。

うちの子たちには、いつもカメラを向けています。

たまに自分の子以外にカメラを向けるとわかります。

(ちゃんと親御さんに断ります)

うちの子たちは、撮られ慣れています。

カメラを向けても、カメラ目線にならないし、ポーズも取らないし、カメラに近づいても来ません。

そこまで慣れていない2、3歳以上の子は、一瞬固まったり、カメラに触ろうとしたり、

ピースしたり、かしこまったりします。

だからどうってことではないんですが。

 

最近長男は、工作ブームが来たようです。

ちゃんとした工作ブックをやるのではなく、

ダンボール、新聞紙、ストロー、テープ、そういうものを好きなように切ったり貼ったりするのが楽しいようです。

なので宅配のダンボールやお菓子の箱などを捨てずにとっておこうと思っています。

次男も一緒にいろいろと(ハサミ以外)いじくりまわして遊んでいます。

↑長男の工作セット

 

私自身の話なんですが、美術に関していまでも覚えている嫌な思い出があります。

小学校の高学年の話です。

それまで私は、美術に関して姉にはかなわないことはわかっていましたが、

それでもそこまで苦手意識もなかったし、嫌いでもありませんでした。

でもその出来事以来、私は美術が嫌いになり、苦手になり、あえて遠ざけてきました。

そしてそれはつい最近まで続いたことなので、改めて、学校の先生の責任は重いのだな、と実感しました。

 

その当時の担任の先生は、もともと美術が専門で、小学校の先生になって全教科教えている、と言っていました。

小学生の私にとって、美術を専門に勉強した大人=美術の専門家でした。

そしてある日の美術の時間、絵だったか、版画とかだったか、は忘れたのですが、何かをみんなで描いていて、私なりに楽しんで描いて、確か自分から先生に見せたのだと思います。

そしたらその先生は、ひと言、こう言いました。

 

「なにこれ…?」

 

なに?と聞いている言い方ではなく、

明らかに「出来が悪い」という意味での「なにこれ」という言い方でした。

今でも覚えています。

それを言われた私は、スゴスゴと自席に戻り、絵を隠して、筆や水差しを持って廊下の水道へ行きました。

とてもショックでした、心臓がドキドキして、すごく動揺していました。

先生ご本人は覚えてもいないでしょうが、すごく傷つきました。

 

以来私は、美術の授業では“本気で”作品を作ることをやめました。

美術の授業が嫌いにもなりました。

やっと最近になって、自分のクリエイティビティ=創造性を刺激することに楽しみを感じられるようになりました。

それが写真であったり、このブログで書く文章であったり、ビジネスであったりするわけです。

アートと呼ばれるものを見て楽しめるようになったのも数年前くらいからです。

 

息子たちもこれから、いろんな人の評価、批判に出会っていくのでしょう。

親の「上手~!」の効果もどんどん薄れていくのでしょう。

でもどうか彼らには、クリエイティブでいることを楽しんでもらえたらいいな、と思います。

絵であれ音楽であれ、何か問題を解決する方法であれ、なんでもいいので、クリエイティブに自分を表現することに臆することなく、存分に感性を楽しんでもらいたいと思います。

 

 

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