以前、アメリカに住む姉に見せられた動画で、
忘れられないフレーズがあります。
Privilege is invisible when you have it. - 特典は、持っている人には見えない。
どういうことかと言うと、
黒人女性が、白人女性に聞きます。
「鏡を見て、あなたは何を見る?」
白人女性は答えます。
「うーん・・・女?」
黒人女性が言います。
「私が鏡に見るのは、黒人の女性です。」
白人男性が鏡に見るのは、
そう、【人間】です。
photo by walpert17
私がいま、鏡に見るのは、
そうだな、【女】もしくは【母親】かな。
でも、たとえば離婚した女性は、
【シングルマザー】を見るかもしれません。
年老いた男性は、【老いた男】かもしれません。
仕事をクビになったばかりの人は、【無職の男】かもしれません。
病気に苦しんでいる人は、【惨めな病人】かもしれません。
お金に困っている人は、【貧乏人】かもしれません。
人は、『自分が何を持っていないか』は、気にしていますが、
『自分が何を持っているか』は、気にしていません。
たとえば、
子供が欲しくても授かれなかった人から見たら、
私は『子供がいる人』かもしれません。
フルタイムの仕事に就きたくても就けない人から見たら、
私は『仕事を持っている人』かもしれません。
年老いて体が不自由な人から見たら、
私は『若くて健康な人』かもしれません。
何が言いたいかというと、
自分が持っているものを、持っていない人のこと、
ちゃんと思いやれる人間になりたいな、と思っているんです。
たとえばね、
『女性として生きていくことの不公平さ』を旦那に話しても、
なかなか理解してくれません。
でも同時に、
『男性として生きていくことの不公平さ』を理解してあげることも、
とても難しいと感じます。
ただせめて、
何も気づいていないよりも、
Privilege is invisible when you have it.
ということを知っていることに、
意味があるんじゃないかな、と思った、
という話でした。
あなたが持っている特典、
羨ましがる人も、たくさんいる、という話。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。