子曰く、吾十有五にして学に志す、
三十にして立つ、四十にして惑わず、
五十にして天命を知る、六十にして耳順う、
七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず
ここまでは大体、孔子さんの言うとおりでした。
30歳ころでなんとなく自分というものがわかり、
自分でいることが快適になり、
40歳を前にして、いまのところ惑わずにいられそうな感じです。
これまでの約40年を振り返ると、
我ながらたくさん【失敗】をしました。
必要以上にイキがって、失礼な態度をとりました。
嘘をついて、切り抜けられると思っていました。
物を大切にせず、お金も無駄にしてしまいました。
甘えても許されると思っていました。
自分を大切にせず、虚しさだけが残りました。
【失敗】をすると必ず、
悲しかったり、悔しかったり、恥ずかしかったり、残念だったり、
ネガティブな感情が生まれます。
でも今なら、
それら全部の【失敗】が、私の【成長】に必要なものだったんだと
納得できます。
脳の発達、成長に必要なのは、
まさに【失敗】という経験なんだそうです。
以前にも紹介した、↑の本に書かれていたことです。
自分のこれまでの人生を振り返ってみても、
たくさん【失敗】をして、そこから学んだことが、
今の私を助け、
今の私を作っています。
子供たちを育てるにあたっても、
学力はいまのところそんなに気にしていなくて、
とにかく【生きる力】をつけるほうが難しく、
そしてこれからの時代には必要なのでは、と思っています。
子供たちは、これから生きて行けば
否が応でも【失敗】を経験するでしょう。
でもそれを【失敗】のまま【成長】へ昇華できるか
それとも【失敗】が右から左へスルーし続けるのか、
それを分けるのは3つの鉄則だそうです。
鉄則①:【失敗】を他人のせいにしないこと
【失敗】をするとどうしても、
悪いのは自分ではなく、
他人や別の物のせいにしたくなります。
あの人のせい
社会のせい
親のせい
しかし、【失敗】を他人のせいにすると、
脳はそれを【失敗】だと認識できません。
【失敗】から何かを学ぶには、
脳がその経験を【失敗】だと認識する必要があります。
なので【失敗】したら、
誰のせいにもせず、
【失敗】したのだと噛みしめ、反省する必要があるんです。
鉄則②:【失敗】を後からくよくよ悩まないこと
鉄則①で【失敗】をちゃんと【失敗】であると認めたら、
あとから
「ああすればよかった」
「こうしていれば・・・」
とくよくよ悩むことは、進化しようとしている脳にとっては
逆効果だそうです。
とは言ったって、そりゃ【失敗】したら
思い返して
くよくよしたくもなります。
しかし思い返すのは、脳に任せればいいんですって。
【失敗】を認識したらあとは、
起きている間はもう、考えないのがいちばん。
そう起きている間は。
鉄則③:よく寝ること
これは記憶という面でもよく言われることですが、
人の脳は寝ている間に
その日あったことを整理して、
それぞれの記憶をあるべき場所に保存し直します。
自分が試験勉強していたときも、
数時間でも寝たほうが確かに記憶が留まっていたのを
覚えています。
保存し直す過程で、
脳は新たな回路を作り、
次にくる同じような状況に備えて
脳を進化させます。
脳がレベルアップするのは、
寝ている間。
『寝る子は育つ』
は、やっぱり本当で、
私はますます、
睡眠絶対主義
の感を強めた次第です。
たくさん【失敗】をして、
【失敗】をしたら誰のせいにもせず自分の【失敗】だと素直に認めて、
仕方ないと明るく割り切って、
まずは寝る。
簡単なようで意外に難しいから、
だから私もあなたもまだまだ【失敗】もするし、
悩みもする。
私の脳がこれからまだ進化するかというとしなそうだけど、
子供たちのピカピカの脳のために、
母さんは将来、彼らに何度も言って聞かせようと思っています。
【失敗】は、みんなするもの。
【失敗】は、仕方ない。
でも、人のせいにしちゃ、いかん。
くよくよ悩むなら、おにぎり食って、寝てしまえ。
おやすみー
↓のバナーをクリックいただけるとブログランキングのポイントが入ります。
応援クリックいただけると喜びます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。