おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
コロナウイルスのせいで、
私の中でニュージーランドのアーダーン首相株が爆上げしております。
カッコイー
医療の崩壊さえ免れれば、
ある程度の感染者は出てしまう、
という方向性の国が大半の中、
ニュージーランドはこの新型コロナウイルスを完全排除しようとしています。
早い時期に厳格なロックダウン(都市封鎖)をして、
感染者数も死者数も世界の中で最低レベル。
その上で、国民の88%が政府を信頼していると答えています。
政府を信頼。
羨ましいぜいっ!
でもなんで国民がそんなに政府を信頼しているかって、
とにかくホント、
説明が上手い。
そして細目に丁寧に説明してくれる。
外出自粛、3密
とは言われているものの、
明確に何をしてよくて、何をしてはいけないのか、
そしてそれが何故なのか、
いまいちわかりにくいってことはないですか?
新しいウイルスなので、まだわかっていないことが多い中、
それでも『納得』『理解』を求めてさまようのが人の性(サガ)。
こういうわかりやすい説明があると、納得感がありませんか?
どこまでが『家族』なのか。
その定義も事情もそれぞれのご家庭次第ですし、
ひとり暮らしの人たちにとっても、
『家族』という名前ではない、小さなコミュニティがあるはずです。
それを、『Bubble』というわかりやすい言葉で定義しています。
Bubble=泡なので、
壊れやすいわけですよ。
Bubbleの外へ出た時の行動で、
Bubbleが壊れてしまうことなど、
もう、すごいわかりやすい。
文化的な行事であるイースターの日に、
子供たちにこんなメッセージとかも。
子供を寝かしつけた後に、
オンラインビデオで、
こんな服装ではなしてくれるなんてさ、
もう親近感がMAXに達しませんか?
英語がわからずとも見て取れる、
何も原稿を見ないで話しているということ。
「前向きに検討する」とか
「きちんと対応する」とか
「しっかりと」とか
・・・で?
って思うことが多いので、なんかいいなーと、思います。
昔の会社の話なんですが、
一時期社内調査で、
社員の会社に対する信頼が恐ろしく低い、
ということがありました。
それから社長が代わって、
新しい社長は「社員の信用を取り戻す!」と、言いました。
当初は社員たちも、
「またか…」という感じだったんですが、
その新社長は、本当に信用を取り戻したんですよ。
どうやったのかというと、いま思うとやっぱり、
わかりやすい説明と、
自分の言葉で語り、誠意を示すこと、
だったのだと思います。
記憶に残っているのは、ある日の全社ミーティングでのこと。
ある社員が、
会社の評価制度に対して勇気を出して文句を言ったんです。
全社員の前で、上司をすっ飛ばして社長に。
最初社長は、その人をなだめるコメントを言って、
それでもその人は更に苦言を続けました。
聞いていた社員としては、
その方の怒りはごもっともで、
とても勇気ある捨て身の行動だと思いました。
怒りを収めない社員のその怒りを、
社長は最初『angry』『mad』という言葉を使いながら理解を示し、
最後はこう言いました。
「I really understand that you are so... so... pissed off.」
全社ミーティングという公式な場で、
「pissed off」は普通使いません。
日本語だと、
ムカついたとか、すげー怒ってるとか、
そういう感じ?
いや…言葉って面白いな、って思ったんです。
その後どうなったのか、
別の部署のことだったので詳細は知りませんが、
新社長に対する印象が変わった瞬間のひとつだったと思います。
日本語だろうが英語だろうが、
遠い地位の人の話す言葉は時に、
すごく長い文章なのに自分にとっては
『内容』が何もないと感じることがあります。
何が言ってるかがわかるって、
すごく大事で、
そして実は結構難しいんだろうなって、
今回のコロナの件でも、よく思うわけです。
いつになるかわからないけど、
ニュージーランド、行ってみたいです。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。