おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
6歳と3歳の息子ふたりを育てながら、共働きのお金、子育て、仕事などについて書いています。
学資保険とは直接的には関係ないですが、
とうとう『かんぽ』には、業務停止命令が出される方針だそうですね。
いやいや、当初よりもたくさんの不当な保険加入件数があるようで、
怖いなと。
郵便局信仰も、保険信仰も。
共働きのご家庭を中心に、お金のご相談を承っています。
いまはちょっと業務過多のため、
新規のご相談は受け付けておりませんが、
保険のご相談も、
とてもとても多いです。
確かに、それぞれご家族、家計の状況の様々なので、
一概に言えることは多くはありませんが、
ひとつ言えるのは、
やっぱり学資保険は不要だと思います。
かんぽの学資保険に加入されている方は、今回の件で不安に感じていると思います。
昨今の学資保険なんて、
返戻率は本当に微々たるものでしょう。
払った分、以上に戻ってくることを期待するのではなく、
貯金+払込期間中の親の死亡保障とか、
そういう意味合いで加入するのでしょうか。
でも『死亡保障』と考えると妙に割に合わないです。
補償額に対して、
保険料が高すぎます。
どういう理屈で学資保険に加入するのか、
まったく理解できません。
子供に教育費がかかることは事実ですが、
そこから学資保険につながるのは、やっぱり違うと、
何度考えても思います。
(1)ご存知、とにもかくにもまずは、貯金
子供が17歳や18歳にならないともらえない学資保険よりもまずは、
何にでも変幻自在の貯金は、
超絶に便利です。
便利さでは最強です。
(2)はいキタ。親の死亡リスク。
子供が小さいうちに、稼ぎ頭が死亡してしまったら、
教育費が準備できません。
これってまず、こんなに↑シンプルな話?
ちが~う。
まず、例えば家計の中で最も収入の高かった父親が死亡してしまった場合、
実際どうなるのか、
ちゃんと考えてみましょう。
①子供が18歳までは遺族年金が支払われます。
この額がそもそも、
父親が会社員(厚生年金)だったりすると特に、
結構な金額が支払われます。
プラスで自分も働いていたりすれば、
『それなり』にもらえますよ。
とはいえ夫の収入が途絶えるのは痛手ではあるものの、
貯金+遺族年金で、
実際のところ『いくら』になるのか、
学資保険加入前に試算したりするのかしら。
②死亡より怖い、働けなくなるリスク?
よく聞きますよね。
事故や病気で障害を負ってしまって、
死亡ではなく働けなくなってしまうほうが、
経済的にも厳しいって。
ちゃんとありますよ、公的な『障害年金』が。
これもちゃんと、
『障害』を負ってしまった人に子供がいれば、
「子の加算」があります。
会社員(厚生年金)ならさらに加算もあります。
「そんな状況になったらマズイよ~!」
と思う状況のために、
公的な保険が既にあります。
そしてそれに、私たちは既に結構な保険料を支払っています。
いろいろ計算して、
それでも足りなくなる可能性はあるでしょう。
そのために、民間の『生命保険』があります。
期間限定(=貯金が貯まるまで、子供が大きくなるまで)
で、掛け捨て(=保険料が安い)で
加入すると言うなら、
納得できます。
『保険』は本来、
起きる可能性が低く、
起きてしまった場合の経済的ダメージが大きい状況に、
もっとも向いている仕組みですから。
必ずかかる教育費に、
保険で備えるというのはなんだか、
自転車で3分のスーパーに、
車で行ってコインパーキングに停める、
みたいな。
そんな感があります。
③どうしても使っちゃうので自分では貯められない?
そうなっても頼るべきは『保険』ではなく、
定期預金や、
会社の財形貯蓄、
積み立て貯金、
つみたてNISAなど、
一度払ったら簡単には引き出せない仕組みはほかにもあります。
でも、わかる気もすると言うか、
わかります。
私も昔は、
『親たるもの、学資保険に入って初めて一人前』
みたいな、
そんな『なんとなく』がありました。
でもやっぱり、
お金って、
『なんとなく』扱っては、
ダメなんですよね。
すご~く面倒ですが、考えるのをやめたら、
それまでです。
↓のバナーをクリックいただけるとブログランキングのポイントが入ります。
応援クリックいただけると喜びます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。