おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
親子でもやはり人と人。
相性、そして気質のタイプのようなものがあると思います。
兄弟でも、私は比較的、長男の思考パターンは理解できます。
しかし次男の思考、行動パターンは、まるで夫を見ているよう・・・
夫が考えそうなことだけど、私には理解できないことを考えているように思えます。
ふたりとももちろんかわいいのですが、2人ずつに分かれる場合、
どうしても【私+長男】【夫+次男】に分かれがちでした。
そうするとつまり、【パパ&長男】ペアの『距離』が離れがちに。
それは休日の出がけに起こりました。
いつもドタバタする出かけるタイミング。
早く外へ行きたい子供たちと、準備がある大人。
何かの拍子で長男が怒り出し、へそを曲げ、ひとりで先の角まで走って行ってしまいました。
もう道路に急に飛び出す、ということはないものの、まだまだ歩道の自転車にぶつかりそうになったり、癇癪を起すと何をするか、と心配なので、ひとりで行って欲しくないです。
あ、転んだー、靴が脱げたー・・・とモタモタする次男に私が手を取られ、
夫が長男を追いかけて行きました。
次男を見ると、間違えてサイズの大きな靴を履いてきてしまっていて、すぐ脱げてしまう・・・
一度私は、次男と12階の家へ戻って履き替えてくることに。
その間パパ、事態を収拾するのか?
靴を履き替えて降りてくると、
パパと息子は、なにやらにこやかに話していました。
どうやら長男は機嫌を直したようです。
その日の夜、夫が長男の歯を磨きながら話していました。
「パパさぁ~、今日やっと、長男クンとちゃんと話せた気がしたんだ。
長男クンがすごく怒ってて、パパ、『何がそんなに嫌だったの?何にそんなに怒ってるの?』って聞いたんだよね~。
そしたら長男クンさ、パパが『もう長男クンと野球しない!』って言ったのがすごく嫌だった、
って教えてくれたんだよね。
パパさ、まさかそれがそんなに嫌だったなんて思いもしなくてさ。
嫌な想いさせちゃったね~、嫌だったんだね、ごめんね。
だから『ごめんね、野球やろうね』って言って、ちゃんと長男クンとたくさん野球したんだよね。
野球楽しかった?」
長男は歯を磨かれながら、「うん、うん」と素直に何度も言っていました。
まるで何かを吸い取っているスポンジのようでした。
確かにその日は、ずっと「パパ!パパ!」と仲良く遊んでいました。
夫よ、腕を上げおったな・・・
たまたま読んだこの本(マンガ)に書いてあったんですが、
人は誰でも、『心』に注目してもらい、自分でも自分の『心』に注目すると、
それだけで癒されるんだそうです。
普段私たちが、お互いのことについて話すのはすべて、『状況』について。
「ひとりで走って行ったら危ないからダメ。」
と言う時、『ひとりで走って行ってしまったこと』『それが危ないということ』
という『状況』についてだけ話しています。
なぜひとりで走って行ってしまったのか、
どんな気持ちで走っているのか、
何を言われ、何を感じているのか、
その『心』に自分自身も気づいていません。
そこを一緒に、『心』に注目してあげると、それだけで癒され、『心』は落ち着くそうです。
次の月曜日の朝、次男の『心』にもしばし注目する時間を設けてみました。
「保育園行きたくないな~。
じゅっと(ずっと)泣いてると、せんせー怒るんだ・・・」
小さな声で呟く次男。
朝ごはんを用意する手を止めて、キッチンにしゃがんで、次男と目線を合わせて、
ゆっくり注目してみました。
「ずっと泣いてたら、先生が怒ったの?
それがすごく嫌だったのかぁ・・・
泣いてたんだから、怒るんじゃなくて、どうして欲しかった?ぎゅ~、とか?」
(次男うなづく)
「そっか、ぎゅ~、して欲しかったのに怒られたら、それはびっくりするし、
嫌だったね。悲しかった?」
(うなづく)
「そっか、悲しかったか。怒って欲しくなかったね。嫌だったね。
次男クンは悲しかったね。怖かった?」
(首を振る)
「怖くはなかったのか、そっか。じゃあ、悲しかった、のと、ちょっとびっくりした?」
(首を振る)
「そっか、じゃあ、悲しかったんだね。悲しいのは、とても嫌だね・・・」
そうだな・・・ほんの3分程度だったと思います。
同じ高さで目を見て、「嫌だったね、悲しかったね」と繰り返していたら、
満足そうな顔をしてどこかへ行きました。
私は朝食作りへ戻りました。
いつもは「行きたくない」と愚図る次男が、「いってきまーす!」とパパと出て行きました。
私たちにも都合と事情があるので、毎回毎回そんなことはできないのですが、
できる時にはそうやって『心』に一緒に注目してあげることで、
子供たちの気持ちは安定し、手こずることも少なくなる気がします。
これは大人にも同じように効果があるので、たまに自分自身にやってあげたり、誰かにやってもらったり、やってあげたり、したいな、とも思っています。
お時間と心の余裕がある時に、ぜひ試してみてください。
『状況』という皮を剥いて、中身の『心』だけを見て、それに触れて、撫でまわしてみてください。
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。