おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
息子ふたりを育てながら、フリーランスで働いております。
昨年までは会社員をしていましたが、
いまはFPとして独立、
そして子供服のオンラインショップもやっています。
FP(ファインシャル・プランナー)としては主に、
ワーキングマザーの方から、お金や家計に関するご相談を承っています。
(ご興味ありましたらこちら)
お金回りに関して、とにかく幅広く、幅広くご相談をいただいています。
この仕事を始めて約1年半。
ご相談数もかなりの数になってまいりました。
そんなご相談の中のひとつなのですが、
確定拠出年金に関しても、よくご質問をいただきます。
ご質問内容はとにかく、この場合は『銘柄選び』です。
企業型に加入されている方も多く、
既に加入済みで、買う銘柄を変えるべきか、というご質問です。
企業型の場合、その企業が採用している銘柄にも限りがあり、
全体的に手数料が高めな銘柄が多い企業などもありますが、
その中でもベストと思われる選択についてお伝えさせていただいています。
しかし大抵の方が、『デフォルト』と言うのか、
いちばん最初の選択肢、なのか、
これを含めていることがほとんどです。
元本保証型(定期預金や国債)
なんなら100%元本保証だったり。
かくいう私も、昔勤めていた会社が最初に企業型確定拠出年金を導入した際、
元本保証型を含めていました。
なぜって、選択肢のいちばん上に書かれていたし、
『元本保証』ってやっぱり安心だったので。
企業型は銘柄の変更ができる時期が限られていたりするかもしれませんが、
できればここは、元本保証ではなく、
通常の(元本保証ではない)投資信託を買っておくべきだと思います。
企業型であれ個人型(イデコ)であれ、
確定拠出年金のお得な点はふたつです。
①払い込んだ(拠出した)お金の所得税と住民税を払わずに済む。
例えば毎月1万円払い込んだら、年間12万円が、いわゆる『控除』されます。
所得税率10%の人であれば、
12万円×10%(所得税)=12,000円
12万円×10%(住民税)=12,000円
⇒合計24,000円 税金が安くなります。
(※60歳以降で受け取る際に税金がかかる場合もあります。)
②運用益が非課税
確定拠出年金という特別な口座で投資信託を買い、運用すると、
その利益に税金はかかりません。
普通の口座で投資信託を買い運用すると、その利益には約20%の税金が課せられます。
確定拠出年金の口座で元本保証の定期預金商品を買うということは、
ふたつあるメリットのうち①だけしか使わない、ということです。
もちろん何もしないよりはマシなのですが、
せっかくもらった『非課税枠』を使わないのは、
とてもモッタイナイ。
ということでいつも、
元本保証の商品をやめて、
インデックス型投資信託を買うことをお勧めしています。
いやでもしかしさ、
『デフォルト』の力って、結構強いものなんですよ。
よくあるのが、
どこかのオンラインサイトに登録して、
『このお店からのお知らせを受け取る』
というチェック。
デフォルトでチェックを付けておいて、
登録した人が『敢えて』チェックを外すタイプと、
デフォルトではチェックが入っていなくて、
『敢えて』チェックを入れるタイプ。
オプト・イン方式か、オプト・アウト方式か、ですが、
いずれの場合も、『デフォルト』のままにする人のほうが割合が大きくなります。
これは『行動経済学』でも古くから証明されてきた人間の行動の規則性なので、
確定拠出年金にしても、
国や地域、会社によっては、
もっとも手数料の安いインデックス型投資信託をデフォルトに設定しているところもあります。
そのほうが、加入者のため(=老後の資金がより多くなる)だからとのこと。
いろんな企業の採用している銘柄を見せてもらったことがありますが、
大抵の場合、私が思うに、あまり良い選択をしているとは言えません。
企業型確定拠出年金で、どの銘柄を採用するか決定するのは、
大体の場合人事部です。
投資信託の銘柄選びなんてそこまで気にかけず、
取引先の証券会社や保険会社の提案のままにされる場合が、多いのでしょうか。
いずれにしてもとにかく、
元本保証型を含めている方は、変更をお勧めします。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。