おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
子ども手当って、みなさんどうしてますか?
私は、共働きのご家庭を主に、お金回りのご相談をお受けすることを生業としているのですが、
こういう方が、結構多いです。
子ども手当は全部、分けて貯めてあります。
所得制限もありますが、通常だと月々、
- 3歳未満:15,000円
- 3歳~小学校修了前(第1子・第2子):10,000円
- 〃(第3子以降):15,000円
- 中学生:10,000円
が支給されます。
我が家も当然いただいていますが、年間にするとそれなりの金額になります。
そのお金、どうしてますか?
私?
私はですね、
家計とごっちゃです。
保育料が引き落とされる口座と同じ口座に振り込まれるので、
保育料になったり、私の確定拠出年金として引き落とされたり、
なんなら私の仕事に使われたり。
子ども手当は子供のためのお金だから、分けて貯めておくことは、
決して不正解ではありません。
でも、いちばん賢い選択肢、でもないんですよ、実は。
ちゃんと理由があります。
まぁ、お金の管理方法は人それぞれなので、参考程度に聞いていただければと思います。
原則①:
お金はできる限りたくさんまとまっているほうが、効率よく運用できます。
『運用』とは、別になにも『投資』ということだけではなくて、
お金を使って生活し、仕事に行き、リターン(お給料)を得ることも、
『運用』のひとつです。
例えばですが、
200万円の資金があって、車でお弁当販売を始めるとします。
その時、
- お弁当の材料費:80万円
- ガソリン代:20万円
- 車代:100万円
と割り振っていたとします。
そうすると人は、100万円の範囲内で、買える車を買うんです。
もしかしたら、
最初から車での販売でやっていくつもりなら、
最初に車に150万円つぎ込んで、
お弁当を少量ずつ売りながら、徐々に材料費に回せるお金を増やしていったほうが、
後から車を買い替えるより、効率的かもしれません。
原則②:
用途ごとに分けると人は、無駄遣いします。
これは、ちゃんと行動経済学の実験で示されていることなんですが、
同じ↑の車でのお弁当販売の例で話します。
車代として100万円と分けていた場合、人は、
80万円で済むところを、100万円の車を買おうとします。
車代に100万円と割り振られていると、
不要なグレードアップをして100万円使おうとするのが、
人の心理だと、実験でわかっています。
車でのお弁当販売の例で言うと、
ビジネスとして成立させ、成長させていくために、
いつ、何が必要なのか、
それを計画的に考えた上で、
適性な予算を、適正な場所に、適正な時期に投下する、
というのが正解なわけです。
そういうわけで我が家では、
子ども手当はおろか、
『教育費』として分けたお金もないし、
『今月の食費』という区切りもなく、
夫と私それぞれが、自分のお金をひとまとめにして、
それをいかに最大化するか、ということを考えています。
本来であれば、家計のお金ということで、私と夫のお金すらまとめたほうが、
効率は良いのだと思いますが、
いかんせん私も夫も、自分のお金は自分の思い通りに使い、運用したいので、
そこは完全に分けています。
家計の負担は、一応半々くらいになるようにして。
原則①:お金はたくさんあるところに集中して集まるシステムであること。
原則②:お金とは代替可能なツールであること。
この原則は、『お金の使い方』を整理してからのステップになると思います。
抽象的なので少しわかりにくいかもしれませんが、
覚えていて損はない根本的なことだと思います。
必要に応じて、
子ども手当や『教育費』として貯めているお金、以上を子供のために使ってもいいんです。
逆に、
『教育費』としての貯金、以下のお金で事足りるなら、それでいいんです。
『○○費』という名目は実はあまり重要でもなければ、むしろ邪魔になることがあるので、
お金はできるだけまとめて、
そのお金を最大化することを考え、
必要なものを、必要な金額で買うことが、
いちばん賢いお金の使い方、だったりします。
ただし繰り返しますが、
『なんとなくお金を使わない』というその前段の原則が、
確立できてからの話ですぞ。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。