【Neutral雑誌掲載】日本の子供服に見る色

 

おはようございます。みゆきです。

Neutral性別のない子供服店というものを運営しています。

最近続けて取材のご連絡をいただき、

Zoomでインタビューに答えさせていただいたりしています。

 

今回、TRANSITという雑誌にNeutralのことが掲載されました。

 

もともとは旅行雑誌です。

とはいえ昨今、そもそも海外旅行ができないこんな時節ということで、

日本についての、日本の『青』というテーマで特集を作ると、

そんな中で、日本の子供服×性別×色などについて、

取材のお申し出をいただきました。

 

テーマは『日本の青』なので、

補足情報的な感じですが、

子供服の写真も含めて、

なんとも美しく掲載いただきました。

 

掲載誌を郵送頂いたのですがね、

開けて手に取った瞬間の上質な紙に感動しました。

おお~・・・高い紙を使ってらっしゃる。

(恥ずかしながらこれまでTRANSITを読んだことはありませんでした。)

 

写真と知的な文がちりばめられたすてきな雑誌です。

取材してくださった記者さんとも話しましたし、

実際雑誌にも載っていたのですが、

やはり日本に何となく漂う、各色のイメージ、

その発端のひとつは、

戦隊ヒーローのようです。

 

ゴレンジャーに始まり、最新作のキラメイジャー。

時代に合わせて少しずつ変化はしてきているものの、

やっぱり主役はいつも『赤』で、

『青』は2番手。

 

『ピンク』は”女の子らしく”て、

『イエロー』『グリーン』『ブラック』などはその時によって

脇役として配置され、

第6の別格な位置に『ゴールド』が置かれるようになってきました。

 

息子が生まれて、アマプラで『シンケンジャー』を見始め、

『ニンニンジャー』『ジュウオウジャー』『ゴーカイジャー』

『キョウリュウジャー』『ゴセイジャー』『ゴーバスターズ』

『ゴーオンジャー』『マジレンジャー』『シュリケンジャー』・・・

 

まぁいろいろと見ました。

 

なるほどね~と。

これを見れば確かに、

男の子がピンクを『女の色』だと刷り込まれて当然だなとね、

思いました。

 

戦隊ヒーローなのに、

女の子の隊員はいつも、短いスカートやショートパンツで足を出し、

ケア役を担ったり、甘えん坊だったり、姉御肌だったり。

 

男の子が好む番組だから男の子が主役、

いや、男の子が主役だから男の子が好んで見るのか。

とにかく『男の子用』と意図して作られているのだとしても、

あまりにも『女の子像』が一辺倒だなとは思いました。

 

しかし、『ジュウオウジャー』を見て少し希望を感じました。

これまでと違い、

女の子の隊員がブルーとホワイトで、

ブルー(サメ)の子は仲間のイエロー(ライオン)に、

本気で力勝負しろと、手加減してんじゃねーと、

真面目に怒るエピソードの映画(?)がありました。

 

これまで見慣れた、

女の子隊員の『テヘペロ』的なオチもなく、

「時代も変わってきたの~。」

と思ったのは束の間で、

次のキュウレンジャーではやっぱりピンクが女の子でした。

 

なぜそんなにピンクにこだわるんだろう。

 

ま、とはいえ、

仮面ライダーゼロで刃さんという女性ライダーが

男性ライダーと同じように戦う(しかも超強い)ようになったように、

戦隊ヒーローも少しずつ変わっているし、

今後も変わっていくのだとは思います。

 

しかしね、ゴレンジャー以降日本人に植え付けてきた

ピンク/ブルーのイメージがある中、

保育園や幼稚園、学校で、

よく考えもせずに男の子に青、女の子にピンクを

自動的に配布するのは、そろそろやめていけたらいいのになと、

思います。

 

性別というカテゴリーが無い子供服店があることで、

それを見た人が、

「そういえば・・・」

なんてほんのちょっとでも気づいたり考えたりしてくれたら、

私は嬉しいです。

 

 

 

色、色彩、カラー、カラーセラピー

スーパー戦隊

子供のおもちゃと洋服はキリがない。

 

↓をクリックいただけると、ブログランキングのポイントが入ります。

お忙しいところすみません。。

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ

いつも応援ありがとうございます。

自分以上に頼りになる人、いますか?

コメント一覧
  1. 色の感じ方、ディズニー映画の影響で青や水色を選ぶ女の子も増えてきたように思います。
    保育園のお誕生会でもらえる、先生が作る画用紙の冠も、6年前、息子が入園したときは男の子は水色、女の子はピンクでしたが、ここ最近はオレンジや黄色で男女関係なく作ってくれているようです。
    すこしずつ、かわっていくといいですね。

    • れいさん、コメントありがとうございます。
      TRANSITの雑誌でも、ディズニー映画のプリンセスのドレスの色について書いてありました。
      最近のプリンセスは大体ブルーのドレスだそうで、
      どうもブルーに「男の子」がなんとなく紐づいているのは日本だけのようです。
      そのあたりも面白い内容でした。
      保育園や幼稚園、学校の意識も少しずつ変わっていっているのでしょうね、確かに。
      色って結構大きな影響を持ちますよね。

  2. パーマン(1967年)の影響もあるかもしれませんね〜。
    マスクの色が主人公の1号は青。
    2号のブービー(猿)は黄色。
    3号のパー子はピンク。
    4号のぱーやんは緑色でした。

    私も日記に書いたことがありますが、プリンセスソフィアの第一話はまさに、
    「女の子らしい」を否定する内容で感激したものでした。
    ソフィアのドレスは青ですね。

    娘に家内はガーリーなものを着せたがるし、私もそれは可愛いと思うし、
    でもなぁ、、、とブラックマヨネーズみたいにいつも悩んでいます。

    • パーマン!懐かしい!
      そういえば1号は青でしたね。
      プリンセスソフィア、我が家でも見ていました。
      子供にも考えさせる内容で私も好きです。
      そう。青が女の子に使われないのはどうも日本固有の事情だと雑誌には書いてありました。
      ディズニープリンセスは特にブルーのドレスが多いそうです。
      ”ガーリー”もおそらくですが、時代とともに変化しているのだと思いますし、
      可愛くて似合うことや、ママが楽しんでおられるなら、それはそれで価値のあることだと思いますよ。
      娘さんの成長も楽しみですね。

コメントを残す

関連キーワード
世の中, 仕事の関連記事

Twitterでフォローしよう

RECOMMEND