世界の『庶民じゃない親』の子育てに絶対叶わないところ

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

7歳と5歳の息子ふたりを育てています。

 

昔、アメリカ人の方に聞いた話。

その方のお知り合いは夫婦がふたりとも国連で働いていました。

確か夫婦どちらかが日本人、どちらかがアメリカ人。

ひとり息子が当時4歳くらいだったかな。

 

子供は当然バイリンガルに育つべくして育っていて、

でもバイリンガル育児は意外に課題も多く、

子供がどの言葉がどちらの言語かがわからなくなるため、

第一言語習得が遅れるとか。

(『はっぱ』を『Hopper』と発音してしまったり)

 

そのご夫婦は子育てにはとても気を使っていて、

夫婦で相談して息子の第一言語を日本語にしようと、

フルタイムの住み込みの日本人ナニーさんを雇っていました。

元保育士の日本人で、アメリカに移り住んだ方をわざわざ探して、

フルタイムのお給料を払って。

 

その話を聞いていた当時の私はまだ子供もいなくて、

子育ての話を聞いてもいまいちピンとこなかったのですが、

この話をね、いまたまに思い出すのですよ。

 

そのご夫婦は、ナニーさんも含めて子育て方針を徹底していて、

『叱らない子育て』をしていると聞いていました。

何か危ないことをしたとき、してはいけないことをしたときにも、

叱らず、諭す、とにかくやめさせる必要があるときでも、

叱らず、気を逸らす。

叱らないことを徹底していたとか。

 

そのおかげか、息子さんはとてもとても穏やかで優しく、

それでいて強く、賢い少年に育ったとか。

(国連勤務の両親からの血も大いに関係あるか…)

 

ご夫婦の勤務地が変わり、引っ越しの際にも、

そのナニーさんに昇給と共に一緒に引っ越してくれないかと打診があったものの、

ナニーさんは結局引っ越さなかったようです。

 

いや、なにってさ、

いま息子ふたりを夫婦ふたりで育てていて、

『叱らない』っていうのがすごく難しいということを

毎日毎日感じるのですよ。

 

『ここは叱らずとも事足りるかもしれない』

というようなところも、

つい叱ってしまう時すらあります。

 

 

そしてもうひとつ思うのが、

特に幼児期以降の子育てって『待つ』ことさえできれば、

こんなにイライラもしないものなんだろうなと。

 

大人と同じようにできないから、

それがためにいろんなありとあらゆるいざこざがあって、

「早くしなさい!」

とつい怒ってしまうことも。

 

子供ってさ、物理的な視野も狭いので、

私には目の前に見えているものでも

「どこ?」

と探したりするじゃないですか。

そういうのもイライラする日があったり。

 

「自分で剥いてみな~」

とゆで卵を剝かせたらえらい時間かかるし

ボッロボロになるし。

 

この後も特になーんにもやることないですし~、

時間いくらでもあるんで~・・・

 

という状況なら、

子供がモタモタしたり、

遊び始めたりふざけ始めたりしても、

急かす必要もないのですよ。

 

 

つまり何が言いたいかというとですね、

『余裕』のある子育てと、

『余裕』があまりない子育てという、

その差がそこに歴然とあるのだろうなと、

国連のご夫婦の子育てとの違いに

よく思い至るのです。

 

国連の職務は激務だったりもするのでしょうけど、

うちにもひとり例えばフルタイムのプロのナニーさんがいてくれたら、

もしかしたら『叱らない子育て』もできたかもしれません。

 

いやいやなになに?

要は金?

 

 

まぁ、金は金なんでしょうけど、

そういう世界の人も確実にいて、

インターナショナル界隈でたまにそういう世界の人と出会う機会があり、

 

いや~、別世界ってあるんだな~と。

 

 

今は今で全く幸せなんですがね、

ふと、声の限りに子供に怒鳴り散らしている自分に気づいたとき、

自分の余裕のなさに気づいたとき、

この『叱らない子育て』のことを思い出すんですよ。

 

 

ゆで卵、7歳児に何度も剝かせたらうまくなりました。

 

 

海外での育児・教育

子供に伝えたいメッセージやモノ

幼児教育

 

↓のバナーをクリックいただけるとブログランキングのポイントが入ります。

更新の励みにさせていただきます。

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村

いつも応援いただき、本当にありがとうございます。

本当は不安でたまりません。

 

 

Twitterでフォローしよう

RECOMMEND