おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
7歳と5歳の息子ふたりを育てています。
家族でキャンプに行ったのです。
相変わらず何も考えずに肉を焼き食らうのは素敵です。
春キャンプの風物詩の話。
キャンプに行く場所はたいてい自然豊かな場所で、
木がたくさんあります。
木がたくさんあると、虫がたくさんいます。
虫はもう結構慣れたのですが、
刺されるとかぶれちゃうやつだけは、注意が必要ですね。
特に長男は虫にかぶれると大事になる子です。
事前に調べたところ、今回のキャンプ場付近は春は毛虫が凄いということでした。
夫とキャンプの買い出しに行っている時、言いました。
「毛虫、ひどくないといいけど。」
「いたら焚き火に入れちゃえばいいよ。」
みなさん、どう思います?
私は、こう返しました。
「いわゆる害虫だから、あなたが火に焚べるのは私は何も言わないけど、
少なくとも今の年齢の子供の前ではやらないでね。」
「なんで?だって害虫じゃん。
そんなことしなくたって既に害虫殺してるし。
蚊取り線香だって同じでしょ?」
こういう時いつも思う、『複雑なことと簡単なこと』
人というものはとにかく、
未解決のことがあると落ち着かないので、
簡単な解決策に飛びつく習性を持っています。
人間に有害な虫を『害虫』として処分することは、
既に私達の日常です。
でも私達は同時に、
『命は大切』
と教わり、信じ、子供にも教えます。
そのふたつの価値観は、
いつだって常に干渉します。
このふたつはもう、どこまで行っても完全解決を見ないもの。
命は大切だから、害虫・害獣、肉食も含めて見直すことは
今現在では非現実的です。
かと言って、害虫を処分するのだからと命の重みを疑問視するのも違います。
このふたつの干渉し合う重要な価値観を持ちながら、
その向こうにあるシンプルなことに目を向けることが大事だと、
誰かが言っていました。(誰だったかな~…)
でもその、複雑なことの向こうにある簡単なことはたいてい、
時間がかかることであったり、すぐにスッキリ解決できることではなかったりします。
でもやっぱり、そこに真実があると私は思います。
害虫・害獣含め、人類が地球でより良く生きる方法を
ずっと模索し続けなければいけないこと。
地球上で最もパワフルな生物である人間が、
地球のことを考えなければいけないということ。
そしてやっぱり命を大切にしないと、
何もかも崩れてしまうということ。
私も子供の頃、
大人の言うこんなまどろっこしいことを聞いて、
「じゃあ結局どうすんのよ?
いまは何もしないってこと?」
と思っていましたが、
そんな未解決のことを未解決なままにずっと持ち続ける能力が、
『ネガティブ・ケイパビリティ』という、
これまたわかりにくい能力だと言われているそうです。
結局この私と夫の毛虫論争は杞憂に終わりました。
既に初夏が始まっていたキャンプ場では、
毛虫たちはもはやサナギになっていました。
岩の裏などに無数に下がった小さなサナギたちは、
なんかこれまた自然の毒々しい色で、
「うひゃぁ、きもちわるっ!」
と子供たちと飛び退きました。
特に長男には何度も入念に虫除けをふりかけ、
今回はひとつも刺されずに終えました。
あ、そうそう。
皮膚科でも勧められましたが、
最新の虫除け事情は『イカリジン』という成分の入ったものを頻繁に使うということで、
我が家はこれをまとめ買いしています。
+屋内外で蚊取り線香ね。
キャンプ最高。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。