おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
もうかなり昔のことですが、
保険会社のお客さんと仕事をしていたことがあります。
まだ私も20代でした。
この時期ですね、本当にお金がなかった時代です。
当時は、ハワイやカナダに何度も出張に行っていました。
余談ですが、ひとりでハワイへ仕事で出張とか、メチャメチャ滅入ります。
回りは全員常夏の島へ旅行なのに、
私はあのハワイの空港へ着いてすぐ、タクシーでビーチ・・・ではなく街中で仕事ですよ。
カップルや家族連ればかりの中、ひとりでホテルに2泊くらいして、ひとりで帰るというのは、
なかなかのものでした。
話を戻しますね。
私の当時の海外出張は大抵、保険会社のお仕事でした。
どういう仕事かと言うと、
保険会社が、販売成績が優秀な販売店さんを労う、
接待旅行でした。
数百名の保険の販売員さんをハワイやカナダへ旅行に連れて行き、
現地で表彰したり、パーティーをしたり、ツアーに連れて行ったりします。
費用は、旅費の一部が本人負担だったような記憶もありますが、
とはいえ保険会社が負担する金額も、もちろん数千万円~1億円程度かかります。
ええ、そのお金、どこから出ているかって、
私たちが納める保険料から、です。
それくらいには、利益を出しているのだということです。
さらにそれが保険会社にとってどういうことかと言うと、
『もらう保険料>払う保険金』
ということですよね。
そもそもが、そうなるように設計された商品ですから、利益が出るわけです。
今時どの会社も必死で大変で、保険会社だって例外ではないと思うのですが、
とはいえとにかく、
一般消費者の中で保険に対する正しい知識が足りないと、
いつもいつも思います。
価値観の問題もあるので一概には言えませんが、
今日は『この保険はダメ』
と言う代わりに、
子持ちにお勧めの保険
の話です。
それは・・・
火災保険などに付加する
個人賠償責任特約
です。
火災保険、普通なら何かしらに加入しているはずです。
持ち家でも、賃貸でも。
もしくは自動車保険やクレジットカードの特約にもついていたりします。
この特約、たいていの場合月々の保険料は数百円、
でも保障内容は広く手厚いです。
自分や子供が、自転車事故で相手にケガをさせてしまって損害賠償!
とか
子供が誤って誰かの車を傷つけてしまった!
とか
子供がスーパーのイチゴの棚を倒して全部買い取り!
とか
そんなことが、1億円レベル(保険商品によります)で補償されるような内容です。
このような、
起こる可能性は低いけど、
起こってしまったら阿保らしいほどお金がかかってしまう事態こそが、
『保険』が最もその真価を発揮するときです。
起こる可能性が高ければ高いほど、
保険料も高くなるわけで、
ある程度まで高くなったらもうそれは、
保険ではなく貯金で備えるべきなのです。
医療保険なんてその最たるものと言いますか。。
病気やケガで医療費がかかる可能性は結構高いから、保険料は高いんですよね。
なのに実際病気になってかかる金額は、公的保険のお陰もあり、
大抵の場合数十万円と言われています。
しかし人間だもの。
例え保険が払い損で終わっても、
それは病気にもケガにもならなかった、ということなのでメデタイわけで、
損なんだか得なんだか、よくわからなくなってしまって有耶無耶・・・
ちょっと病気をして保険金もらってしまうと
「ヤッター!ラッキー!」
って・・・
自分のお金ですから、ソレ。
保険とは、
起こる可能性が低く、
かつ、起こってしまった時のダメージが致命的なもの、
そんな事態に備えるための
相互扶助の仕組みです。
ピンポイントに、
掛け捨て
が、基本なのです。
こんなことを言っている私も、数年前まで医療保険に入っていて、
漏れなく損をしたタイプです。
しかし学べば学ぶほどに、
保険は最低限
が骨身に沁みます。
あ、そうそう、↑で挙げた『個人賠償責任特約』ですが、
クレジットカードや火災保険、自動車保険などで、
ダブッて加入しているケースも多々あるようですので、
クレジットカードなどで無償(年会費の中)でついている場合などは、
ちゃんとそれ以外の保険の特約は外してください。
補償内容の説明はいつも、
眩暈がするほど小さい字で書いてありますが、
そういう小さいことを諦めないことが、
『賢いお金術の真骨頂』です。
地味なもんです。
めんどうですけどね、やってる人は、ちゃんとやってます。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。