おはようございます。みゆきです。
10歳と7歳の息子ふたりを育てています。
昨日の本の話の続きです。
子供の言うことに耳を傾け理解して、
その感情に共感することが、
子供がその場で受け入れられている、愛されていると感じることにつながる。
それを積み重ねておけば、
他の人をいじるめるモチベーションがない、はず。
うちの子たちはふたりともバレーボールを習っているのですが、
Netflixで『黒子のバスケ』を見始めまして、
バスケットボールにも興味を持ち始めました。
(正直漫画も欲しい・私が)
習い事は変えないけど、
バスケットボールだけ買いました。
その日の夕方の話。
学童を終えて帰宅する次男(小2)を待って、
家族4人でマンションの下の道路(車があまり通らない)で
少しだけバスケットボールをポンポンしようと、
長男と話していました。
17時半ころに次男が帰宅し、
4人で1階へ降ります。
まずは長男がボールを持ってひとしきりドリブル(の真似っこ)をして、
「パパにもかして」
と夫が混じり、
「ママにもちょうだい」
と私もバンバンしました。
「次男くんもやろー」
と誘うも、
最初にボールを触れなかった時点で拗ねてしまいました。
途中、ちゃんと次男にボールを渡すも、
またすぐにやめてしまい、
拗ねがさらに深く。
新しいおもちゃ投入時の我が家の儀式みたいなもんです。
毎回同じ流れ。
みんなで何度も次男を誘うのですが、
天邪鬼というか、
一旦拗ね始めると長いのが彼の特徴です。
10分程粘るも次男の心は解けず、
長男とパパは先にボールを持って帰宅。
夕方の暗い路上に7歳児とふたり。
座り込む次男に語りかけながら、
本の内容を思い出してみます。
「もう俺戻らない」
「もうずっとここにいる」
そう言う7歳児をなんとか説得して、
玄関までは連れていくことに成功。
冷たい玄関に座り込み、まだまだ心を開きません。
早くご飯を作って食べたいけど、
もう一旦諦めようと腹をくくり、
私も玄関に胡坐をかいて座り、
次男に聞いてみます。
「さっき1回、ボール持ってたよね。
どうしてあの時あのまま遊ばなかったの?
何か嫌だったのか教えて?」
こう聞いてみると、
それまで怒った表情をしていたのが
クシャクシャと顔が崩れ、
ポロポロと涙をこぼし始めました。
曰く、一度ボールをもらったのに
パパが「かして」と言ったのが嫌だったと。
俺の番だと思ったのに、またパパにとられたと。
なぬ!アイツめー!!!
夫を玄関に呼び聞いてみると。
「だってなんかパパもボール触りたくなっちゃったんだもん。」
大人が我慢できないでどうすんの!
夫「でもさ!すぐ返したじゃん。それなのにさ・・・!」
と言い返そうとする夫を制止して、
「まずは次男くんに『ごめんね』じゃない?」
と謝罪させました。
見ているだけで、事の成り行きがわかったつもりでいても、
実際に子供がどこで傷ついたり嫌だったりしたのか、
聞いてみないとわからないものです。
いや~、傾聴、大事。
玄関に転がっていたバレーボールを
軽く私の頭にぶつけて、
私が痛がって、
「ごめんね」と謝ったり、
『ママも子供のころは大変だった』
と私の体験談を話して聞かせたり、
そういうやりとりを何度か続け、
途中で野球ボールで優しいキャッチボールをしながら、
正味・・・20分くらいかな。
最後はおんぶでお風呂まで連れていく、
という流れで次男はやっと笑ってくれました。
この本にも書いてあった。
子供の心を溶かすには
ある程度時間がかかるって。
年を重ねるごとにその時間も長くなって、
中学生以降なんて数時間かかるって。
夫とも話したのですが、
ふたり目って正直、
ちょっと子育てに飽きていたり疲れていたり、
つい少し対応が雑になってしまうことがある気がします。
肩の力が抜けている良い面もあり、
『こんなもんで良いだろう』と見過ごしてしまっている悪い面もあり。
本そのままに実践してみたら、
やっぱり書いてある通り上手く進みました。
(たまたまかもしれないけどね)
毎回はやってあげられないかもだけど、
小さな体で頑張っている彼らを
尊敬、尊重してあげる、その具体的な方法を学んだ気がします。
いやいや、一筋縄ではいきませんな。
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お忙しいところすみません。。
いつも応援ありがとうございます。
自分以上に頼りになる人、いますか?