『優しさ』の正体 『賢さ』の正体

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

7歳と4歳の息子ふたりを育てています。

 

家事の分担は最近は明確にはしていませんが、

洗濯と食洗器のセットは私の担当です。

自分がキッチンでコップを使うとき、

食洗器の中から使います。

なぜなら、食洗器の中のきれいな食器を棚に戻すのは私だから。

 

でも夫がきれいなコップを出すとき、

棚から出します。

 

『食洗器のから出して欲しいな。』

 

と思います。

 

洗濯物が乾いていてでもまだ干されている状態のとき、

子供に

「これから着て。」

と渡します。

 

洗濯物をたたんでしまうのは私だからです。

 

昔自分が子供だった頃、

同じように母が

 

「こっち着て!」

 

とピンチからはずして乾いた洗濯物を投げてよこしていた時、

 

「はーい。」

 

と渡されたまま着てはいたものの、

『家事を担当する人の視点』のことは、

まったくわかってもしなかったし、想像もしていませんでした。

 

子供だから仕方なかったものの、

やはり母に対する感謝の気持ちや敬意は足りていませんでした。

リュックの紐を長くしてリュックが背中よりも

かなり下まで来るように背負っている学生について、

 

『痴漢除けじゃないか。』

 

と妻に言われて驚いた男性のツイートを見かけました。

『その視点は自分には欠けていた』と。

 

この『視点』て、実はすごく大事と言うか、

『優しさ』や『賢さ』を成す要素なんじゃないかと思っています。

 

少し話題になったツイートで、こんなものがありました。

 

『今の時代、独身の中年~高齢の男性がとても生きづらい。

カメラを買っても不審者と疑われ、

ひとりで歩けば不審者と疑われ、

孤独で退屈だし、つらい。

 

そんな中、『おばちゃん』はありがたい。

性的要素を持たず、気軽に話しかけてくれて

毎日に張り合いを持たせてくれる。

 

最近はそんな『おばちゃん』がいなくなりつつあるから、

復活して欲しい。』

 

そんな内容でした。

 

もう、『視点の欠如そのもの』と思い、

腹立たしく、そして悲しく、道のりは遠いのだと思い知りました。

 

しかもそのツイートが、

想像ですがとても『賢い』タイプの男性によって書かれていたことが、

更に悲しかったです。

 

彼の中で、社会の中で、

『おばちゃん』も『若い女性』も、

『おばちゃん』であり『若い女性』であって、

自分と同じ『人』ではないんですよね。

 

中年男性がひとりで歩いたりカメラを買ったりすると疑われるのは、

そういう犯罪をするのは(中年)男性がほとんどだからですよね。

そのツケを男性が払っている形で、

つらいから女性に心のお世話をしてもらいたい、

という主旨です。

 

『おばちゃん』の視点はまったくないですね。

 

もちろん、

私が例えば目が見えない方の辛さをすべて体感できないように、

男性に『女性』や『おばちゃん』の視点を体感することはできません。

でもそれを、知識として見聞きし、受け入れて理解することは

できるはずです。

 

最近、こういう自分とは違う人の視点をどれだけ広く

知識として知っているか、

それが『優しさ』の半分を成すものであり、

『賢さ』の半分を成すものなんじゃないかと

思っています。

 

子供がいない姉に、

子育ての辛さを正確に言い当てられた時、

我が姉の知識と想像力に驚き、

彼女が彼女の視点で経験したであろう苦難のことを思いました。

 

夫が昔、女性専用車両のことを「よくわからない。」と言いました。

「たまにオバチャンが空いた女性専用車両に乗ってるのを見ると、

なんだかなーと思うかも」って。

 

老若すべての女性を性的価値で見る男性や社会のこと、

女性専用車両も女性の問題ではなく『男性の問題』であることまでは、

言葉で説明してもわからないかなと思い、

 

「痴漢で苦しんでいる女性をその場凌ぎで救うのが女性専用車両であって、

それ以外はどうでもいいこと」

 

と言ったら

 

「なるほど」

と言っていました。

 

私にも、知らない『視点』がたくさんあり、

でもそれを知ることが『賢く』なること『大人』になることなんじゃないかなと、

最近思います。

 

 

 

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