
おはようございます。みゆきです。
12歳と9歳の息子ふたりを育てています。
「おれ宿題やるから、ママ、ピアノやめてくれる?」
週末の午後、
私がピアノの練習をしている和室へ入ってきた次男(9)が、
言いました。
その和室には普段ランドセルなども置いていて、
次男はよくそこで宿題をやっているのですが、
宿題は、隣のリビングへ持っていくこともできます。
でも対してピアノは、その部屋でしか弾けません。
んー・・・
「あのさ、次男クンさ、
いまそれを言って、ママがどう感じるか、
言う前に考えてみた?」
そう聞いてみると、
「考えてなかった。
ごめんなさい~…」
宿題を持って、次男が部屋を後にしました。

こういうことが、次男にはよくあるのです。
一方の長男はない。
反抗期の長男が悪態をつくときは、
明確にこちらを傷つけようという意図がある時です。
(それはそれで別の問題ね)
要は、人の気持ちに対する感度の問題。
ホント、子供を産むまで知らなかったけど、
この感度が鋭い子と鈍い子が、いるんですよね。
教えなくても、わかる子はわかる。
子供たちの前で私と夫が口論をしていて、
次男と同じく人の気持ちに比較的鈍感な夫が、
私にひどい言い方をするとき、
長男は小さな声で私に言うんです。
「ママ、大丈夫?」
私が気持ちを害したであろうことを、
会話から感じ取ることができているんだと、
気づくんですね。
これってなんだろう?
やっぱり持って生まれてるの?
それとも環境なの?
その両方、なのかな?
そこはわからないのだけど、
いずれにしても、
この部分については特に、
次男にトレーニングが必要であろうと、私は思いまして。
特に気をつけています。
こちらの気持ちを害することを次男が言った時には、
「言う前に、『これを言ったら相手がどう思うかな?』
って考えるんだよ。」
と根気よく伝えます。
いやいや、こっちの余裕がなければ、
そんなことせずに怒っちゃうときもあるけどね。

あとは、次男が何かで
怒ったり悔しかったり悲しかったりするときに、
抱きしめたりさすったりしながら、
「怒ってるね」
「悔しいね」
「悲しいね」
と、感情を言葉にして受け止めてあげるようにしています。
夫本人も、
人の気持ちがわからないということを自覚しています。
「そういう経験を積んでこなかったの?」
という話をしたことがあります。
曰く多分、
感情的な衝突があった時に、
それに向き合わず、
ずっと逃げ続けてきたのかもしれないと。
友達とか家族とか彼氏とか、
感情的にぶつかった時、
相手に感情をぶつけたり、
友達に泣きついたり、
そういうことをしなかったから?
うーん・・・
資質なのか、環境なのか。
わからない。
わからないけど、
やっぱり、相手がどう思うかと
ちょっとでも考えを巡らせずに言葉に出してしまうと、
不要な諍いを招いたり、
失わずに済む関係を失ったりするわけで、
長男も次男も自分の経験の中で培っていくしかない部分も大きいけども、
出来る限りのことはしてあげたいな~と。
次男と夫が喧嘩したとき、
次男にこう声を掛けます。
「パパがこういう風に言ったことが嫌だった。
俺は傷ついた、ってパパに言っといで?」
最初は嫌がりますが、
「いまじゃなくてもいいし、
落ち着いてからでもいいから、言っといで。
俺はこう思った、こう感じた、っていうことだけ
伝えてくるんだよ。」
そう言うと、
いそいそとパパの部屋へ行って
泣きながら『俺は傷ついた!』と伝えて、
『そうかそうか、ごめんね』
と仲直りをしています。
私と喧嘩したときにはパパに促されて私のところに伝えに来ます。
子供に教えるべきこと、
教えたいことは山ほどあれど、
人間関係を円滑に築き維持する方法は、
私が誰かに教わりたかったこと。
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