日本式『共働き』はやっぱり、夫婦どちらかが仕事を諦めざるを得ないのではないか

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

 

長男小1、次男年中保育園児です。

私はふたりとも保育園時代に脱サラしてから

コロナ関係なくずっと自宅で仕事をしています。

 

正直あまり考えていなかった、

というか知らなかっただけなんですが、

『保育園児×共働き』よりも、

もしかしたらずっとずっと深刻なのかもしれません。

 

『小学生×共働き』

保育園はそもそも、

共働き世帯をサポートするための施設として生まれたからか、

働く親のための設計になっています。

 

登園の時間も決まっておらず、

親の送り迎えが前提。

施設によっては夜遅くまで預かってくれて、

夕食すら食べられます。

 

しかし小学校はそもそも教育の場として生まれたためか、

全てにおいて、『家にいる親』を前提に作られています。

 

学童が後から作られたものの、

継ぎ接ぎ感があるような。

 

 

実際、知り合いの子供が、

学童へ行くはずが行かず行方不明になり、

近くの公園で発見されました。

そもそも学童には、子供が『自主的に』行く前提になっているので、

先生も学童の職員さんも、

ひとりひとりに目が届くほどの人数がいません。

 

決められた登校時間と出勤時間の関係で、

朝、「いってらっしゃい」と子供を見送れない親すらいると思います。

6歳、7歳の子供がひとり、

家の鍵を閉めて学校へ行くって、どうなんだろうと。

 

家に帰って自分で鍵を開けて家に入るって、

どうなんだろうと。

 

親として、それを想像するから、

 

『やっぱり仕事辞めようかな。』

『せめて時短にしようかな。』

 

と考えるところに追い込まれるというか。

 

近くに親や親類がいる、経済力がある、

そんな幸運な人だけが、

仕事を『諦めずに済む』、

そんな状況に親たちが追い込まれているんじゃないかな、

今のニッポン?と思うわけですよ。

昔は、ほとんどの日本人は、家の近くで働いていたわけですよね。

農業従事者がほとんどで、

父親が林業でも、家には畑があって、

そこで母親や祖父母とかが一緒に働いていたり。

 

そんで工業化して、仕事場と家が、どんどん物理的に離れていきました。

同時に核家族化が進んだために、

仕事と子育てを同時進行させるためにはどうしても、

『専業主婦』が必要だったわけですよね。

 

その仕組を土台に、日本は経済発展してきました。

 

そもそも『専業主婦』という、

ケア労働を一手に無償で担う人がいないと、

介護も子育ても回らない、そんな仕組みなんです。

 

欧米はというと、

私が知る限りですが、

ベビーシッター文化がもっと根付いているような。

学生のベビーシッターも普通だし、

他人を家に入れるハードルが日本よりずっとずっと低い気がします。

 

あと、転勤という悪しき文化も海外ではあまり聞きません。

職場と家の距離も、もう少し近いような?

そうでない国は、働く時間に融通を効かせられるようにしたり?

なのでしょうか。

 

ワーク・ライフ・バランスっていうけどさ、

そのバランスが崩れたら、

ライフを優先するしか選択肢って無くないですか?

 

小1の子供の通学と、自分の通勤が都合がつかなくて、

配偶者も都合がつけられなくて、

そうしたら、仕事を優先する術は無いも同然ですよね。

 

そんで夫のほうが収入が高いことが多くて、

小1の時点で仕事を諦めている女性、

実際凄く多いと思います。

 

小1でもしっかりしている子はしっかりしているので、

問題ない、という人もいると思います。

民間学童というのも最近は増えてきました。

習い事でも送迎付きも出てきました。

 

でも結局は、運と、その子供、親の資質頼み。

そのちょっとした運がなかったり、

ちょっと経済的に辛かったりするだけで、

ただそれだけで、『フルに仕事をする』ことからこぼれ落ちてしまう人がいる。

そして一旦こぼれ落ちてしまうと、二度と同じ水準には戻れない。

 

なんか、綱渡りすぎやしませんか?

私なんかの知ってることはただの又聞きですが。

 

解決策①テレワークの推進

親のどちらかがとりあえず家にいれば事足りることも多いので、

コロナに乗じてここが進むと、

仕事を続けられる人は増えるのではないかな。

 

解決策②税金でベビーシッター

今の金額では、ベビーシッターを雇える人も限られています。

 

子供やお年寄りなどのケアをする役割は、

アメリカのように移民などの、より安価な労働力を頼るか、

またはヨーロッパ型で税金を投入するか、

どちらかしかないと言われています。

 

日本には移民を受け入れる資質は無いと思うので、

だったら税金投入するしか無いですよね。

 

解決策③新卒一括採用と年功序列の廃止

これがなければ、中途採用市場は俄然活性化しませんかね。

一度仕事を辞めても、経験があれば戻りたい時に戻れて、

辞めた当時の水準に復帰できればいいんですよね。

 

解決策④長時間労働廃止

言わずもがな、残業が当然とされているのと、

『定時』が文字通り『定時』なのとでは、

『フルタイム』の意味合いは変わってきます。

 

解決策⑤政治と経済に女性を

『小1の壁』を自分事と捉えている男性、

しかもいま要職に就いているオジチャンて、

すごく少ないと思います。

でもそれこそが、少子化の原因であり、

『小1の壁』の原因でもあるわけです。

政治と経済の意思決定の場に、女性がより多くいるというただそれだけで、

状況は相当違うはず。

 

 

若くて健康で子供がいなければ、

『ワーク』が重くなった時には

『ライフ』を捨てられるのですが、

世界中どこでも子供を持つということは、

『ライフ』を捨てる選択肢を放棄するということです。

だってその『ライフ』は、『かけがえのなさ』の権化であり、

儚くて愛おしい、唯一無二なんですよ。

 

そして今の日本で子供を持つということは、

『ライフ』を背負うサポートが乏しいことと、

『ワーク』を取り戻すチャンスが限られていること、でしょうか。

 

歯を食いしばる必要もなく子供を産み育てるには、

物凄くラッキーじゃないといけないんですよね。

そして、歯を食いしばれることすら、

出来ない人、出来ないときもあるわけで、

そりゃ、少子化も進むはずです。

 

子供を産み育てるって、

本来もっと自然で、日常のはずなんですが、

いまはあまりにもアクロバティックなんじゃないかと、

思うんですよね。

 

 

 

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