おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
6歳と3歳の息子ふたりを育てています。
ちょっとした出来事なんですが、少し考えています。
いざ説明すると、些事の中の些事、という感じになのか。
少し前、長男(6)のために100均で、カードホルダーを買いました。
お菓子のオマケについているカードや、
彼が姉に連れて行ってもらった映画のチケットなどを入れて、
貯めておけるための、小さなファイルのようなホルダーです。
カードはぐしゃぐしゃですが、
6歳にもなれば、ある程度管理して、ちゃんと保管できているようです。
なくなっているカードもあると思いますが、
ちゃんと数枚のカードが、ホルダーに収まっています。
それを買った当時の次男はまだわかっていなかったんでしょうが、
最近になって次男も成長して、
同じようなカードホルダーが欲しいと言い始めました。
次男にいたってはもう、
『好き/嫌い』よりも前に、
長男が持っているものはなんでも欲しい病ですから。
私としてはまだ、次男にはカードやホルダーの管理は無理だと思いましたが、
夫が仕事帰りに100均で、
次男用のホルダーを買ってきて、
次男に与えていました。
自分のカードホルダーは持っているとはいえ、
『新しい』というだけで少し、
長男が妬ましい気持ちを抱いていることがわかりました。
きっとその時点で、
夫、もしくは私が、長男にもっと言い含めておくべきだったのかもしれません。
「長男クンは持ってるじゃん。」
その一言で済ませ、
喜ぶ次男を見る長男が何をしたか。
私と次男がお風呂に入っていて、
自分がリビングでひとりの時、
その次男の新しいカードホルダーに、
ハサミで何か所か、
切り込みを入れていました。
後で気づいたパパ、激オコ。
(次男本人は、切れたり破れたりしているものに耐性があるので、
何が?という感じでした。)
何であれ、いくらで買ったものでも、
とにかく物を大切に、大切にする夫という人にとって、
新品の物をわざと傷めるという行為は、
尋常でない程に腹立たしい行為なのです。
(私も出会った当初驚いたほど。)
セーブしながらも、夫は大きな声で長男を叱りました。
悪いのは長男だし、そこは自覚する必要があると思い、
私は見守りました。
叱られることが大嫌いな長男。
普段は叱られると大声を出したりしますが、
この時は黙って聞き、
声を出さずに涙を流しました。
しゃくり上げながら、
言われた通り次男に謝り、
パパにも謝りました。
悪いことをしたということが、ちゃんとわかっているんだと思いました。
きっとやっている時から、わかっていたんだと思いました。
自分が子供の時のことを思い出しました。
確か、消しゴムだったか、レターセットだったか、
とにかく何かの文房具だったと思いますが、
姉が持っていた物が欲しかった私。
その物自体がとても魅力的だったというよりも、
長男と同じく、
自分が持っていないものを姉が持っているということがまず不満で、
私は、部屋にひとりの時に、
そのレターセット(?)を姉の机から取り出し、
自分の机の引き出しに入れました。
悪いことをしている自覚があり、
見つかったらイヤ、なような、
でも見つけて欲しいような、
なんとも居心地の悪い思いがしたことを覚えています。
幼子の浅知恵ですから、
すぐに姉に見つかり取り返され、
母にちくられました。
母は特に叱るというより、
「ダメに決まってんじゃん。以上。」的な感じで流された記憶があります。
人の物を盗ってはいけない。
人の物を損なってはいけない。
人を傷つけてはいけない。
人の嫌がることをしてはいけない。
そこには疑う余地はありませんが、
それを、6歳児に、なんと教えるのか。
↑このことを思い出し、
いまこそ『ストーリー』か!!!
と思い、言葉をより分けながら話しました。
「次男クンだけ新しいのもらって、イヤだったね。
でもそれならそうやって、言わないといけない。
黙ってハサミで切ったりしたら、
怒られただけだった。
いまの失敗で、長男クンは覚えられたんじゃないかな。
どうしたらいちばんよかったかな。」
黙って涙を流す長男の背中をさすりました。
怒りながらお風呂に入ってしまったパパが、
お風呂から出てくる音が聞こえました。
「もう一度パパに、『ごめんね』って言ったほうがいいと、
ママは思うけど、どうする?
そんでパパにちゃんと、
『次男クンばかり新しいので嫌だった。』って言ってもいいかもね。」
素直な長男は、言われた通りパパのところへ行き、
そのまま言っていました。
そして、
「ハサミで切ったりするんじゃなくて、
イヤダって言ってよ。」
とそのままパパに言われて戻ってきました。
この対応が、長男にどう届いているのか、
いまいちよくわかりません。
手応えが、あるような、ないような。
そして同じようなことが次男に怒った時、
私はどんな言葉を持ち合わせていればいいのか、
さっぱりわかりません。
そもそも、自分の子供の時を思い返しても、
親の言葉がそのまま胸に届いたことなんてあったんだろうか。
それでも言うべきことを言うしか、親にできることはないのかもしれない。
もしくはそこに、言葉はいらないのかもしれない。
『育児は奥深い。』と片付けてしまうことも違うような、
私には、もう何が何だか、よくわからなくなる出来事でした。
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いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
本当は不安でたまりません。