『無職の専業主婦』の年金問題 翻弄される人、されない人

B!

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

『無職の専業主婦』の年金給付額を削減することを政府が検討していると発表されて、議論を生んでいます。

それに、『働く女性の声を受けて』という枕詞がついたので、

そんな対立望んでないじゃろ!論点をずらすな!

と働く女性たちからも声が上がっています。

そもそも”無職”じゃねーだろが!

という声も。

 

これに関しては、私が言いたいこともみなさんが十分語ってくれているのでいいのですが、

これに派生して、こんな話まで出ているので、ここは説明が必要と思い、記事にすることにしました。

 

その声とは、

年金が出るかどうかすらもわからないのに
年金がもらえない可能性のことを考えると

というものです。

 

これは、声を大にして言わないといけないかなと。

 

年金が支給されないことは、ありません。

もちろん、年々支給額は減っていきます。

しかしかと言って、早死にさえしなければ、払った以上にはもらえますし、

そもそも平均余命が伸びていますし、

死ぬまで支給される年金で、ここまでのお得度合いは、国だからこそできるレベルです。

貯金や民間の年金保険、個人での運用では実現できない、破格の還元率であることは、変わりようがありません。

いつ死ぬかわからない人に死ぬまで保険金を払い続けるなんて、そんなリスクの高いこと、民間の保険でやろうと思ったら相当の保険料になります。

 

なぜか。

高齢者がどんどん増えて、少子高齢化なんでしょ?
現役世代で年金世代を支えるんでしょ?
なんでそんなことできるの?

 

なぜって、

 

税金が大量に投入されているからです。

年金は、年金として徴収したお金だけではなく、税金も投入して受給者に還元しています。

なので、『年金なんかもらえない』と考えて保険料を納めない場合、

それでも税金は強制的に徴収されるので、

払っている税金分、損をするわけです。

 

だから声を大にして言いたい。

年金は、ちゃんと納めたほうが得です。

会社員の方は会社で強制的に徴収されますが、自分で納付書を使って納める方など、未納期間があれば遡れる限り遡って納めることをお勧めします。

 

年金はおそらくもうそろそろ、その受給開始年齢を75歳まで延ばすことができるようになるでしょう。

しかしここで、安易に誤解する人が出てきます。

65歳からもらえると言われてたのに、75歳まで延ばすのか!
ケシカラン!

 

いやいや、違うんです。

75歳まで延ばすことが、できるようになるだけで、いまでも65歳からもらうことはできます。

ただ、

もらい始める年齢を遅らせれば遅らせるだけ、その受給額は増えます。

 

つまり、

 

年金をもらわずに、できるだけ長く収入や貯金でやりくりして、

年金を遅くもらい始めて、その上長生きする人、

その人が、最も多くの年金を受け取れる人です。

早く死んでしまっては、もちろん払い損なのですが、自分がいつ死ぬかなんて本当にわかりませんし、

長生きする確率のほうが高いわけです。

国としても、余命が伸びている分、できるだけたくさんの人に働き続けて収入を得て欲しい、という意図です。

 

でもでもそれでも、”超”がつく少子高齢化でしょ?
『年金は破たんする』ってよく言われるじゃん!

 

20年前から言われていますね。

でも、年金は破たんしません。

というか、破たんさせることはありません。

 

なぜって、年金を破たんさせたら、おそらく大量の高齢者が『生活保護』を受けざるを得ないでしょう。

政府としては、そのほうがよほど、負担が大きくなるからです。

だから年金は、なんとしてでも破たんさせないよう、税金投入を増やして、維持していくわけです。

 

とはいえもちろん、支給額はすでに減り始めていて、今後も少しずつ減っていきます。

年金だけで生活するのは心もとないことは変わらないので、貯金などでの準備も、必要なわけです。

しかし年金を納めずに貯金で備える、というのは違うという話です。

 

そうそう、『年金』て老齢年金だけじゃないですからね。

ケガや死亡など、いろんな『リスク』に備えるための、フルパッケージです。

全てに備えるための保険料を払っているわけです。

 

いやでもホント、情報って大事です。

Turtledove London@Neutral

 


老後マネー


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