人と比べないなんて、無理だから。

 

おはようございます。みゆきです。

11歳と9歳の息子ふたりを育てています。

 

子供が習い事をやめたいと言ったら?

 

とにかく匙加減が難しい問題です。

 

なんでもかんでも続ければいいわけじゃないのは言わずもがな。

『嫌だ』と明確に感じるならもちろんやめるべき。

だけど、そうじゃない場合。

 

どの程度長期的な視野で子供が考えているのか、

結局のところ本人にしかわからない。

その場その場の、『なんか面倒』

でやめると判断しているなら勿体ない。

 

 

運動系の習い事に通っている次男。

約半年続けてきました。

教室に着いてレッスンが始まってしまえば楽しいと言うのですが、

行くまでが面倒だったり、

それなら友達と遊びたかったり。

 

だから

「やめようかな」

と定期的に言います。

 

『やりたい!』と感じた気持ちも本物なら、

『やめたいかも』と感じる気持ちも本物です。

ではいま、

そのどちらを立たせるべきか、

その子によって、状況によって、

匙加減でしかないわけです。

 

ああ、難しい。

 

そして、こんな話をしてみたのです。

 

子供ってよく、

他の子や他のおうちと、

自分を比べるような話をしますよね。

 

そのたびに、

 

『人と比べてもキリがない。

自分の価値観を作ろう。

うちはうち、よそはよそ。』

 

そんな漠然とした話をしてきたのですが、

でもやっぱりさ、

 

「他の子と比べないなんて、無理じゃない?」

 

そう、問いかけてみました。

 

「うん。」

 

と即答する次男。

 

私も記憶にあるんです。

小・中・は特に、

回りの子と自分を比べることに忙しすぎた。

 

今だって決して、

『比べていない』わけじゃない。

 

比べた上で卑屈になったり、

誰かを上に見たり下に見たりはしないようになっただけで

(それも完全ではないし)

基準を知るためにも人は、

自分と周りを比べないなんて無理だと思うんです。

 

なるべく複雑にならないように、

でも話の確信は取りこぼさないように、

次男(9)に話してみました。

 

 

「人と自分を比べるな、ってよく言われるけど、

比べないなんてやっぱり無理じゃん。

だからね、他の子はやってないけど、自分はやってること、

っていうのが、いくつかあると良いと、

ママは思うんだ。

 

走るのが早いとか遅いとかは、

クラス全員が早い順に並べるでしょ?

 

でも例えば、ママみたいにピアノを習ってる子は

クラスでも半分くらい?半分もいないかな。

それくらいでしょ?

 

ピアノが上手だとか、

ピアノの練習時間が長いとか、

ピアノが大好き!とか、

 

ピアノを習ってるだけで、

人と自分を比べる基準がすごい増えるのよ。

 

大きなお山の中でいちばんになろうとしてなれる子もいるけど、

自分だけの小さな山を見つけて、

その中でいちばんになったりすることで、

自信がつくと思うの。

 

そういう自信をいくつか持ってると、

また次の新しいことに挑戦したくなる。

そんでまた、新しい自信が手に入る。

 

だから、次男くんが習い事を嫌いじゃないなら、

続けてみてもいいんじゃないかなとママは思う。

みんながやってるんじゃないことをできるようになるのは、

良いことだと思う。

でも、できるようになるには、ある程度時間がかかる。」

 

 

約半年間、毎週彼の習い事に付き合ってきて、

(送迎が必要なため)

定期的に、

『超楽しかった!』と顔を上気させて教室から出てくることを

私は知っていて、

その感覚がどれほど貴重であるか、

それをまだ知らない彼に、

どうやって教えたらいいのか。

 

私が子供のころ、

同じように母に説得されて、

エレクトーンを15年も続けることになったり、

 

説得されてもやっぱりスイミングは数年でやめたり、

 

でもこの違いと歴史の中に

やっぱり私がいるように思えて、

 

そういう匙加減が、

私という人を、次男という人を

作るんじゃないかなと、

 

珍しく、私の長い話を

最後まで集中して聞いていた次男。

 

「わかった。考える。」

 

と言い、またいつものようにピョンピョンと先へ走って行きました。

 

 

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