ブロッコリーが好きです。
美味しいし、栄養価が高いらしいし、必ず冷蔵庫にあります。
我が家の食べ方はこれ。
茹でずに、レンチンして、
そしてケンタロウ氏の『ブロッコリーのカレーマヨ和え』というレシピです。
写真の器はこれ↓です。
いまは子供らはカレーが辛いと言って食べないのでもっぱら大人用ですが、
もう少し大きくなったら食べれるでしょう。
無数に芽吹いた蕾を食らうという、よく考えたらむごい行為に、
命をいただきながら生きながらえる命に、しばし思いを馳せます。
虫を皮切りに、長男もそろそろ興味が芽生え始め、
虫が虫を食べること、私たち自身も生きている動物や魚、野菜を食べることを、
徐々に話し始めています。
子供の成長に合わせ、経験して欲しいこともレベルアップしていきます。
姉の話です。
姉はとにかく、気づいたらいつも何かを作っている子供だったと、母が言っていました。
お菓子の空き箱とハサミとテープを渡せば、ひとりで黙々と何時間も遊んでいたそうです。
しかし母にとっては初めての子。
姉が育つうちに、あまりにも外で友達と遊ばないことが心配になりました。
放っておくずーっと家でひとり、工作をしていた姉を、
母はしばし、「お友達と遊んできなさい」と家から追い出したそうです。
追い出された姉がどうしたかというと、
友達の家に行くのではなく、
自分の家の周りをひとり、ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる、走り回って時間をつぶしたそうです。
しばらくして家に帰って、また作ったり描いたり。
ある時は、嫌がる姉を「きっと楽しいから」とボーイスカウトのキャンプへ行かせました。
小学校高学年だった姉は、「早く帰りたい」という思いしか覚えていないそうです。
小さい頃は友達付き合いに興味がなかった姉も、
放っておいても普通に友人のいる、まともな大人になっています。
大学受験に際しては、100万オーバーの大学受験教材が、姉に買い与えられました。
それをよそに姉は、教材には手を付けず、指定校推薦で私立6大学のひとつに受験をせずに進学しました。
対して次女である私には、両親は特に干渉しませんでした。
しつけはちゃんとされました。
しかし、こちらの要望なしに何かをさせたり与えたり、ということはありませんでした。
何が言いたいかというと、
長子に対する親の『サポート』の空回り具合です。
いまになると、母の気持ちはよーくわかります。
長男はとにかく、なにもかもが、親として初めての経験です。
『あくびを3回する前に寝かせたいところです』という本の内容を真に受けて、
長男があくびを1回しようもんなら、
「ね、ね、ね、ね、寝かせないとっっ!!!」
と鬼の形相で寝かせようとしていた私がいます。
長男の寝そうな時間に合わせてお出かけができないと、
それだけで焦りが生じました。
次男なんて、勝手に寝るまで放っておきます。
というか、長男もいるので必然的にそうなります。
長男の時は、離乳食のために白菜まで裏ごししていました。
『白身魚』と言われたので、自分たちのためにも買わないような高い値段の
白身のタイの切り身を買っていました。
次男はよく食べるサツマイモをつぶして、あとは長男のを分け与えたり、
市販のものを混ぜたり、適当でよく覚えてもいません。
あっという間に長男も、再来年には小学生です。
私もきっと、母のように空回りするでしょう。
でも、これだけは気を付けようと思っています。
良かれと思って無理強いしないこと。
自然体験は無条件に子供に良いと信じて無理にやらせる。
友達と遊ぶことは無条件に良いと信じて無理に遊ばせる。
気を付けないとついやりそうです。
失敗や後悔をすることも子供の権利。
その時に必要な最低限の助言をしながら、
できるだけ本人に選ばせようと思っています。
余談ですが、【選択】は【アート】だそうです。(=The Art of Choosing)
選択すること、それ自体が【アート=芸術】であり、
【アート】には目的も何もなくて、【アート】それ自体が目的です。
しかし、いくつになればどの程度わかるのか、
それが長男の時にはわからないので、
これからも空回りはいずれにしてもするんでしょうな。
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本当は不安でたまりません。