こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
息子らが不器用に、でも夢中にご飯を食べているのを見ると、
「あー…頑張ってこの子らをお腹いっぱいにさせておかねばな」
としみじみ思います。
私と夫は、文字通り彼らの【保護者】なのだな、と。
長男を妊娠したとき、私はまだ貯金ほぼゼロで、
『お金の知識ってちょっと下品』くらい思っていました。
でも子供ができて、なんか私も保険とか入っておくべきなんじゃ?
回りの人も学資保険とはよく聞くし~…と思い、
ファイナンシャルプランナーさんをWebで探して、自宅に来ていただきました。
結局4時間話し合った結果、
『我が家に保険は必要ない』という結論に至りました。
当時私は、それがなぜなのか理解できず、不安に感じていました。
それは価値観の問題でもありますが、今思うとやはり妥当な選択だと思います。
ここ数年で【お金】というものに興味が芽生え調べ、学んだ結果としても、
やはり我が家には今は必要ないという結論です。
なぜか。
子供を持つに当たって【保険】が最初に出てくる時点で間違いなのですが、
そもそも考え始めるべきは、【リスク管理】。
子供が生まれる。
私と夫の保護、扶養を100%必要とする人間が生まれる。
それにあたって、私と夫が病気になったら、死んでしまったら、働けなくなったら、
という【リスク】をどう【管理】するのか、という話であって、
最初に【保険】が来るのは間違い。
そして【リスク管理】には、手法がふたつあると言われています。
手法1:リスク・コントロール
①死亡やケガの可能性を低くするために、車の運転をしない⇒【回避】②病気にならないために規則的に運動をする⇒【損失制御】③私も夫もフルに働いてそれぞれが収入を確保する⇒【リスク分離】
などなど、文字通り、リスクをコントロールする方法です。
手法2:リスク・ファイナンシング
①保有:
病気やけが、死亡に備えて貯金をする
②移転:個人単位では対処しきれないリスクに備えて、保険に加入する
病気やけがの【リスク】を【お金】で管理しよう、という手法ですね。
つまり、医療保険や生命保険などは、いくつかあるリスク管理の手法のひとつである、
ということを知っているかどうかって、実は大きな差があるのじゃないか、
と思ったのです。
数年前の私はそんなことは一切知らず、
【子供が生まれる⇒保険に加入】と直結していました。
むしろ、保険より先に【保有=貯金】を考えるべきであって、
『貯金がないから保険で備える』⇒『ますます貯金が貯まらない』
というのは本来は本末転倒なのだと、
そういう理論なのであります。
私の場合幸運なことに、私が貯金ゼロでも夫にある程度まとまった貯金があったため、
夫の【保有】してくれていた貯金で【リスク管理】をしながら、
私の貯金を増やすことができ、ある程度安心な状態を構築することができました。
そしてもうひとつ思うのが、【保険】に見出しがちな
【宝くじ的期待感】と言いますか…
私自身の話ですが、
「生命保険に入っておけば、万が一死んだ場合いま持っている以上のお金が転がり込んでくる」
という期待感があったと言っても過言ではありません。
確かにこれは、本当に【万が一】死亡した場合にはそうなるのですが、
そのわずか数%の可能性のために、年間数十万のお金をつぎ込むのでは、
どうにも還元率の悪い【宝くじ】なんだよな…という話。
人ってやはり怠けたい生き物なので、楽して何も考えず苦労せず、
大金が入ってくるっていう夢物語を考えるだけで気持ちいいです。
しかし本当に大金を手にしている人は、夢物語の中ではなく、
現実を堅実に生きている人だというのは、まぎれもない事実なんだよな、と
コツコツ電話代とかを電卓で計算している、私なのであります。
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お忙しいところすみません。。
いつも応援ありがとうございます。
自分以上に頼りになる人、いますか?