仕事の引継ぎのため、30歳女子と話す機会が増えました。
普段私は、仕事の移動時間はわざとひとりで移動します。
一緒にミーティングに行く同僚がいても、
「ちょっと買い物してから行くので先に行きます」
と言って、ひとりで行きます。
なぜかというと、移動時間を有効に使いたいから。
つまり、本が読みたいから、です。
移動時間は片道で1時間。
同僚と移動すると、特に話したくもない話をして1時間が無為に過ぎてしまいます。
しかし1時間もあると、結構本が読めます。
もともと好きな同僚、話していて楽しい同僚なら、一緒に移動するんですが、
そうでもない人、話が合わない年代の人もいます。
そういう人と無理に一緒に行く必要はないんだな、とワーママになってからは
この方式を取っています。
しかしいま引継ぎをしている女性は、うーん…お話し好きなのかな。
移動中にいろいろ質問させてください、という感じで、別行動を言い出せず…
結局なんだか、一方的に彼女の人生に対するモヤモヤを聞かされることに。
仕事ばかりしていてはいけない気がする。
子供が生まれたら仕事より子供に比重を置きたい。
主にそのふたつの間をぐるぐると行ったり来たりしながら話していました。
いま34歳彼氏なしの彼女に、
「産むなら早めに…」と口をはさむ隙がありませんでした。
彼女のことはちょっと置いておいて、
30代独身、子なし女性のことを【負け犬】とした↓の本が出たのが2003年。
15年がたったいま、私は既婚40代子持ち女となりました。
となるとですね、こんな問いが浮かびます。
30代未婚子なし女性が【負け犬】なら、
私は勝ち組なのか?
どうですか?そこのあなた。あなたもお子さんいますか?
勝ち組の自覚、ありますか?
人は、ひとり残らず【お母さん】から生まれるのに、
私たちの前には何代も何代も、【お母さん】がたくさんいたのに、
【お母さんの型】は決まって私たちに、
『子供のために自分を犠牲にする美しい母性愛』を求めてくるのだということ、
今回の『あたしおかあさんだから騒動』からも思い知りました。
『#あたしおかあさんだけど』に始まり、
『#あなたおとうさんなのに』に派生し、
『#おまえおとうさんだろ』といじくり倒されているのがリアルタイムで追えて、
興味深かったです。(Twitter初心者)
子供がいたり、いなかったり、
結婚したり、しなかったり、
日本人だったり、外国人だったり、
LGBTQだったり、
多様化が進めば【型】はどんどん曖昧になって行くんだろうけどね。
(酒井順子さんは2003年時点に、そういう意味で問題提起するために、
あえて【負け犬】と辛らつに表現することで認知度を高めたんですな。すごいな~かっこいいな~)
↓のバナーをクリックいただけるとブログランキングのポイントが入ります。
応援クリックいただけると喜びます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。