次男の誕生日プレゼントに「何が欲しい?」と聞いたら
「ミッチー!(ミッキー)」と言うので、
ミッキーマウスのぬいぐるみを買ってあげました。
そしたらミッキーマウスを巡っての兄弟ゲンカがあまりにも激しくてミッキーが引きちぎられそうで、
かつミッキーが予想外に可愛くて(やっぱディズニーって偉大)、
ミニーちゃんまで追加で買ってしまった私はダメ親でしょうか。
さて、ちょっと前の記事で、我が家はとりあえず
都立の中高一貫校を目指すと決めたことを書きました。
差し当たって、この本を読んでみて、追加で考えたことがありまして。
読んでよかったです。
著者の方は、つい最近まで白鴎高校で教師をしていた方。
思っていた通りの、都立中高一貫校のメリット
高校受験がなく、先取り授業もできるため、
大学受験に準備がしやすい中高一貫という仕組みが、
ほぼ無料で受けられるのは、やはりお得。
それによって私立の中高一貫校や私立の中学校は
生徒集めが大変になったそうです。
都立の中高一貫校10校では、毎年一定数の東大、国公立大学、有名私立大学への
進学者を出しています。
適性テストという名の学力テスト
都立の中高一貫校の入試では、【学力テスト】をしてならない
と法律で決まっています。
そのため入試は、あくまでその学校への【適性】を問うものだそうです。
例題も載っていたのですが、うーん…
つまりは変化球の学力テストでした。
ですが、完全なる学力テストではないため、
単純な【学力】や【偏差値】が学校の平均値よりも低い子が入学してしまうそう。
筆者曰く、それを理由のひとつとして、
都立中高一貫校からの東大合格者は4、5名以上には増えない。
高校受験がないことのデメリット?
都立の中高一貫校はそもそも、例の悪名高き【ゆとり教育】の産物です。
高校受験という壁を経ることなく、【ゆとり】を持って学校生活が送れるようにと。
そのため、中学校のうちから高校の授業内容に取り組み、
高校3年は大学受験準備期間として使えるようですが、
高校受験がないからこそ、【中だるみ】が生まれ、
もっと上がるはずの学力が上がらない、
と筆者は指摘しています。
つまり、
本当に学力が高い子には都立中高一貫校はお勧めしない
学力、大学進学に重きを置くならば、
公立の中学校へ行き、塾などでしっかり基礎を身につけて、
高校受験でしっかり力をつけて進学校へ進み、
そこから大学進学を目指すほうがずっと良いと言っています。
実際、東大進学者数などでは、上位都立高校に敵いません。
かつ、都立中高一貫校は、他の都立の学校に比べて
教師の負担が非常に大きく、そのため先生の入れ替わりが激しいそうです。
そうすると、進学のための指導や授業はそれなりの経験がものを言うため、
進路指導の質が担保出来ない、とも書いています。
で、結局。
小3、4になった息子たち次第
まず、本人は友達と一緒に公立の中学校に行きたかったのに、
親が無理やり都立中高一貫に入れた、という生徒が毎年いて、
そういう子のモチベーションを上げるのは大変、と書いてありました。
小学生の男の子に、無理やり塾や勉強をやらせるのに四苦八苦するのは嫌なので、
やはり本人たちが納得して行きたい、と言うなら一緒にがんばろうと思いました。
そして我が家の場合はこれがいちばん大事だと、私は思いました。
特にやんちゃな男の子の場合、
小学生の段階で、1時間2時間とじっと机に座って集中していられる時点で
それは【適性】であり【能力】である、と書いてあって、
「たーしーかーにー!!!」
と思いました。
単純にテストの結果順に合格者を決めると、ほとんどが女子になってしまうそうです。
なので合否は男女別に判定するとのこと。
いまの息子たちを見る限り、じっと座っていられるようには思えなくて、
やっぱり今後の彼らの状態次第で、柔軟に決めることにしました。
私自身だって、勉強が楽しくなって成績が上がり始めたのは中学2年生でした。
そもそも勉強を楽しめるタイプでなければ、勉強とは別のことに打ち込んでもらいたいです。
大変で、悩みも多いんだろうけど、
どんな少年に、どんな子になるのか、ふたりともとても楽しみです。
「うるせー!ババァ!」と言われてムキャーッ!!!ともなるんでしょうが、
選択肢は無限大。
バッサバッサと羽ばたいてもらおうと思っています。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。