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「子供のいない老後は、俺はさびしいと思う。」

何かの話で旦那が言いました。

 

人それぞれではあるので、あくまで彼は、ということです。

子供がいなくても充実した老後が過ごせる人もいれば、彼のように思う人もいる
それでいいんだと思います。

 

自分の両親のことを思いました。

 

私の両親は引退して、私の育った横浜の家をいまは茨城に住んでいます。
もともとの家は横浜にあったのですが、その家を売って返さなければならない借金があったようで
茨城で安い中古の戸建を買いました。

 

父は専門学校を卒業してから40年ひとつの会社で働き通し、定年を迎えました。
母はずっと専業主婦で、私が中学校のころパートに出始めました。
なので姉と私は主に母に育てられました。

父に遊んでもらった記憶がないわけではありませんが、平日はもちろん遅くに帰宅して
週末も彼の気が向いた時だけ遊んでもらった覚えがあります。

そのせいで、やはりいまでも身近に感じるのは母です。

経済的に特に不自由なく育ったのは父のおかげだと頭ではわかっていますが
やっぱり感情的に、父に寄り添う気持ちは正直昔もいまもあまりありません。

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photo by Ghaith AL Ajmi

 

母が介護が必要になったら、できる限り本人の希望に添う形で支えたいと思います。
でも父が同じ状態になったら、私は本人の意思は無視してでも施設に入れるつもりです。
お金はかけても、自分の手をかけるつもりはあまりありません。
母に押し付けるつもりもありません。
冷たいようですが、正直な感情です。

 

家族のためという名目で、ずっと仕事だけをして、娘たちと時間や感情を共有することがなかった父と
理由は何であれ、いつもそばにいてくれた母とでは
やっぱりこちらの想いは変わってきます。

 

母が私たちのそばにいることができたのも、経済的に父が支えたから、というのはわかっていますが
父も仕事以外の時間を、もっと私たちのために割くことができたのでは、というのも
もっともな疑問だと思います。

 

時代のせいにするのは簡単ですが、大多数の人がやっていることが正しいと思うのは
また違う話だと思います。

ここで私の旦那の話に戻りますが、私の父のような姿勢では
子供がいてさびしくない老後にはならないと思うわけです。

 

家事と子育ては女の役割
仕事は男の役割

 

この性別による役割分担で損をするのは女性だけではないんです。

男性だからというだけで、無条件に大黒柱にならなければならない男性も辛いはずなんです。

5時に仕事を終えて、子供と一緒にご飯を食べて、子供と遊びたい男性だっているはずなんです。
それよりも仕事が楽しくて仕方ないから、夢中で仕事をしたい女性だっているんです。

それを性別という、本人の努力では選択も変更もできない条件で
役割が決められてしまうのは、やっぱりやっぱり変なんです。

 

前回に続き、私が本から学んで納得したことです。

 

今回は、コレ↓

 

男性が書くジェンダー論に興味を持って、読んでみました。
とても読みやすく、楽しく学ぶことができました。

 

私は旦那を、自分の父のようにはしたくないと思っています。
なので積極的に、パパと息子たちだけで過ごす時間も作っています。
予防接種に連れて行ってもらったり、週末はパパとお風呂に入ってもらったり。
自分が楽をしたいのもありますが、パパとの時間もちゃんと息子たちの心に残したいと
思うんです。

 

作者の瀬地山さんは、こうも書いていました。

性別からもっと自由になれないものだろうか。

そうそう。

やっぱり何って、「自由」なんですよ。

 

 

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