おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。
6歳と3歳の息子ふたりを育てながら、フリーランスで働いております。
長男の成長と、気になった問題について、自分でも整理したいので書いてみます。
先日、お友達家族と遊びに行きました。
屋内施設で遊んでいて、
とある遊具をお友達と取り合っている長男を発見。
その取り合っていた相手のお友達は、
大好きな女の子でした。
花を摘んでプレゼントするような、そんな子相手に、
無言で遊具を取り合う長男がいました。
5歳~6歳の間、
お友達や大人との間で、
『声を掛け合うこと』がだんだんと徹底されてきた年齢です。
赤ちゃん期には、
何も言わず人の物をとったり、
何かをしてもらっても無言だったり、
嫌なことがあったら泣く、抵抗する、だったのが、
何かをしてもらったら「ありがとう」
相手の持っている物が欲しかったら「貸して」
されたことが嫌だったら「やめて」
退いて欲しかったら「ちょっとどいて」
それが、ふたりとも無言で、
ひとつの遊具を取り合っていました。
遊具の空いているところに手をかけ、
体をねじ込み、押しのけ。
そうなると当然、体が大きく力の強い長男が勝ちます。
でもその女の子も、しばし頑張っていました。
あれ?と気づき、
少しだけ観察して、
そろそろ介入しようかというところで、
女の子は諦め、後ろに引き、静かに泣いていました。
叩いたりしたわけではないけども、
腕力と精神的な押しの強さで、
長男が『勝って』しまった。
本人もわかっているんです。
「ボク、頭に血が上るとよくわからなくなっちゃう。」
少し前に言っていました。
なんでもかんでも、相手が誰でも『思い通りにしたい病』です。
その場でお友達の前で叱りつけてもいいことないので、
小声でよく考えるように言うと、
少し落ち着きを取り戻し、渋々という感じで場所を譲りました。
いや、でも今思うと、私も長男にばかり気が行ってしまい、
泣いてしまった子への配慮が足りなかったな、と反省しています。
私から彼女には謝ったものの、
本人からもちゃんと謝らせるべきだった。
後からいつ、本人になんと言い聞かせるべきか、
そればかりを考えていて、気が回らなかった。
今度会った時にお話したら、聞いてくれるかな。
帰る間際も、自分が好きではない遊びをしているお友達にいら立ち、
先に帰ると言う長男。
自分に回りを動かす力があると気付き、
それを実感する過程で、
『なんでも思い通りにしたい』とこじらせた、
成長の段階だとは思います。
私自身にも覚えがあります。
母にしこたま叱られました。
「自分の思い通りにすることと、
お友達があなたのことを好きじゃなくなって、
もう一緒に遊びたくないと思ってしまうことと、
どっちが大切なのか、ちゃんと考えてみよう。
お友達はたくさんいなくてもいいけど、
好きなお友達がぜんぜんいないのは、
すごく寂しいことだとママは思う。
考えればあなたなら、きっとわかると思う。」
ベッドの中で寝る前に、ふたりきりで話してみたら、
「もう考えてるもん!」
という半分反抗的な反応で、とりあえず少しは伝わったかなと。
そして朝、
「もうひとつ言い忘れてたんだけど。」
と私が言ったら、
長男の目がチラリと、隣に座る次男を見ました。
やっぱり、次男を含む、ほかの子供の前で叱られたり、諭されたりすることが、
すごく嫌なんだな、とわかりました。
だから次男には聞こえない小声で。
「お友達ってね、いろんな子がいるの。
昨日みたいに泣いちゃうAちゃんもいれば、
同じことをしてもなんともない子もいるかもしれない。
でも、その子にとって嫌であればそれは、してはいけないことなの。
長男クンが嫌じゃないことも、嫌な子もいるの。
でもそれでいいの。
その子に合わせて遊ぶと、きっともっと楽しく遊べる。」
真剣な目をして、私の目を見て、
「うん。」と頷く長男。
落ち着いているときに話せば、わかる子なんだとは思うものの、
頭に血が上る瞬間があります。
泣いてしまったお友達には、
悪いことしちゃったな、と心が痛みます。
嫌だっただろうなって。
いつもにこやかなお子さんなので、『黙って泣く』
というのは彼女にとって最大限の抗議だったのだな、と。
また次会った時に、ちゃんとふたりで謝らなきゃ。
うぬ~・・・
『お友達と楽しく遊べる』
ということの価値は、
40歳を超えて身に染みてくるのですが、
子供の時にどれほどわかるものなのか。
あー・・・これでまた、違うタイプの次男が同じような過程を経るのかと思うと、
子育てって難しい。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。