『お金は汚い』と生理的に感じる理由

 

こんにちは。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

 

これまで『お金』についてさんざん書いてきました。

そして『お金は汚くない』『お金とうまく付き合わないと幸せになれない』とも書きました。

 

でも私自身も、心のどこかで『お金は汚い』と生理的に感じていました。

でもその理由がいまいちうまく言葉に出来ずにいました。

そこを整理すれば、もっとうまくお金と付き合うことが出来るような気もしていました。

そしてこのたび、ある本でうまく説明してくれていたのでご紹介しようと思いました。

 

私たち人間が生きていくうえでもっとも大事なものは、

家族や恋人などとの関係(愛情空間)です。

 

その愛情空間の外側に、友人や同僚など、その更に外側には、知り合いではない人たちがいます。

 

そして私たちの興味関心、悩み、問題のほとんどは、この愛情空間を含む人間関係に集中します。

心の底から幸せだと感じることも、死にたいほどの悲しみも、大抵は人間関係が原因になります。

これは生物に基本的に組み込まれたプログラムで、

敵から身を守り、仲間や家族を繁栄させることが根源的な目的です。

 

人間関係の世界は、情や情け、妥協や受け入れ、許す心、憎しみや思い入れなど、

感情や感覚が支配する世界です。

 

一方、お金が作る貨幣世界は、数値化できるフラットな世界です。

 

最愛の人が持っている1万円も、遠くの知らない人が持っている1万円も

価値は同じで、同じものが買えます。

貨幣を通じて、世界はつながっています。

しかし貨幣世界の歴史は浅く、私たち人間のプログラムには組み込まれていません。

 

この相容れない二つの世界、人間関係と貨幣世界を、

同じ心で理解しようとするからおかしなことになるんです。

 

人間関係を理解する心でお金のことを考えると、『キタナイ』と条件反射のように感じるはずです。

 

お金という道具は、いまの時代の私たちの世界に大きな影響力を持っています。

お金で買えるものは、どんどん増えます。

しかしお金という道具は、うまく扱わないと人間関係を簡単に壊します。

友達同士のお金の貸し借り、兄弟間の相続問題もその例です。

人間が本能的に大切だと感じる人間関係を簡単に壊すことができるお金を

直感的に『汚い』と感じるのは、こういう理由があったんです。

 

でも、いまの時代、お金をうまく扱わずに、

愛する人たちと幸せな生活を続けることは難しいです。

大切な愛情空間を守るためには、貨幣世界でもうまく立ち回る必要があるんです。

そこにも感情的に抵抗を感じるのは、当然です。

 

感情的に感じる抵抗感は、『拒否反応からの思考停止』を呼びがちです。

なんかイヤだ。考えるのもイヤだ。

 

数年前の私は、まさにこういう状態でした。

しかし、お金がないと衣食住に困る現代では、

それでもお金をうまく扱ってこそ、幸せな愛情空間を維持できるんです。

『火』を扱う時には気をつけることがあります。

火傷をしないように、燃え移らないように扱いながら、我々はいろんな目的で『火』を使います。

それと同じように『お金』も、注意する点には注意して、

最大限活用するだけだと思うんですが、どうでしょう。

 

楽に、うまくお金を手に入れて、それを維持して、

そして家族や仲間と幸せに笑顔で暮らす、それがいまの私の目標なんです。

ちなみにこの本を読んで、スッとうまく言葉にすることが出来ました。

 

 

 

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