お得な【がん保険】が存在しない単純な理由…ワーキングマザー的【がん保険】

 

おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆきです。

いつも読んでいただきありがとうございます。

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すみません。先にお知らせをさせてください。

10月4日私が使っている決済システム『STORES.jp』でシステム障害がありました。

ご不便をおかけしましたら大変申し訳ございませんでした。

システム側よりお詫びということでクーポンが発行されました。

定期購買の会員費は対象外なのですが、¥1,000以上の決済で10%割引となります。(2018年10月31日まで有効)

パーソナル・コンサルティング、PDF資料などの購買をご検討の方は、この機会をぜひご利用いただければと思います。

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私の叔母(母の姉)は、乳がんで亡くなりました。

病状など詳しいことは知らないのですが、最初にガンと診断されてかなり経ってから亡くなりました。

母によく似ていて体格も同じなので、オシャレだった叔母の服を、母はいまでも着ています。

 

実際身近な人が亡くなったりすると、つい理性を失って、漠然と不安にもなります。

まぁでも、それとこれとは別と頭を切り替えて、

私にとっての【ガン保険】について改めて考えてみました。

約2年前の私は、こんな記事を書いています。

 

結論から先に書くと、いまの私の選択は『いらない』です。

 

 

データやら、私の考えやら、ひとつずつ。

そもそもガンの治療費って…

さんざん書いていますが、日本の公的保険制度は結構優秀です。

そもそも社会保険や国民健康保険に加入していれば、医療費の自己負担は30%です。

【治療費】=『払う金額』ではありません。

そしてもうひとつ優秀な制度が、高額療養費制度。

普通の収入の人なら、医療費の月額最高自己負担額は8万円前後になるというすごい制度です。

で、実際のがん治療の自己負担額は…?

データによると、ガン経験者が実際に支払ったガンの治療費は、大多数が「50~100万円」です。

そして中に1割ほど、「300万以上」払ったという人がいます。

うーん…これは、生存者だけのデータらしいので、なんとも言い難いですね。

まぁとはいえ、50万程度で済むこともある、というのはひとつあるかな。

そして私がガンになる確率は…?

40歳女性が、その後10年の間(~50歳)にガンと診断される確率:0.5%

40歳女性が、その後20年の間(~60歳)にガンと診断される確率:2%

40歳女性が、その後30年の間(~70歳)にガンと診断される確率:4%

40歳女性が生涯でガンと診断される確率:16%

なるほど…

じゃあ、ガン保険の保険料は…?

ピンキリですが、安いところ(補償内容も少ない)では月額2千円台から、

高いところ(補償内容も多い)で月額6千円弱…

もっと調べればもっと出てくるでしょう。

20年換算の保険料:約63万~約123万程度

ガン経験者に言わせると…

そりゃ経験者は、『ガン保険には絶対入っておいたほうが良い!』と言うでしょう。

実際ガンになれば、払った保険料の一部~それ以上が返ってくるわけです。

公的保険の対象外の自己負担額も、対象外の治療もあるようです。

そんなものがチャリンチャリンと毎月毎月、毎年毎年かかったら、病気だけではなく、ストレスも相当だと思います。

そんな時に保険金でドーン!とX00万円受け取れたら、計算機で計算するよりも先に、精神的に楽になるというのが想像できます。

しかし、実際の加入者&ガン経験者が払った以上の金額を受け取るということは…

一生がんには罹らず保険金を受け取らない人がいるからですよね。

そして大多数の人(40~60歳だと98%)が、2%の人のための保険金、

そして保険会社の手数料を払っているわけです。

『お得な保険』にならないもっともな理由

保険はそもそも、起きる確率は低いけど起きてしまったらダメージが致命的』な事象に備えるために、みんなでお金を協力して負担する相互扶助のための仕組みです。

いちばんお得なのは、少ない保険料で十分な保険金を受け取ることです。

逆に50%の確率で300万円かかるなら、保険料は少なくとも総額で150万円支払うはずです。

単純に考えて、加入者が何人であれ、保険会社の手数料がないとしたらそうなりますよね。

それはどういうことかというと、50%の確率で150万円を捨てることになります。

150万円払って50%の確率でそれを全額失うのか、50%の確率で300万円受け取るのか…

普通に考えたら300万円貯金しません?

ガンの生涯罹患率は男性で25%、女性で16%です。

『ガンになる人が多い』⇒保険料は高くなる

⇒つまりお得ながん保険は存在しにくいということです。

⇒保険より貯金で備えるほうがお得になる可能性が高い、ということかな、と私は思っています。

『ガンになる可能性が高い⇒保険に入る』という図式は、実は理論上はおかしいんです。

可能性の高いリスクに備えるなら、断然貯金です。

しかし、子供が成人するまでなどの10年、20年という期間限定で加入するガン保険は、まだお得度合いが高いかと思います。

とはいえ価値観の問題ですね。

【安心感】【行き当たりばったり】【その時できる最善を】

どれも人によって受け取り方が違います。

ましてもっと身近な方がガンで亡くなっていたりしたらなおさらだと思います。

なので最終的には、すべての情報をそろえて自分で判断するしかありません。

でもくれぐれも、『考えるのが面倒』という理由で加入はしないでください。

保険は家の次に大きな買い物であることが多いですので、ちゃんと時間をかけて冷静に考えてください。

保険の宝くじ的要素に目を向けるのも違いますしね。

 

『保険=愛情の証』と誤った図式を思い起こしていただきたくなくて、

あえて子供の写真を使わない記事にしましたが、いかがでしょうか。

 

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