おはようございます。ワーキングマザー・サバイバルのみゆき(@miyuki_thewm)です。
やりたかったことのひとつ、始めたいと思います。
なにかというと・・・
子供服 販売
長男を妊娠中に、初めて西松屋の店舗を訪れた時のことを覚えています。
すべての店舗で同じかどうかはわかりませんが、入り口を入ってすぐに、
『男の子』『女の子』
とエリアが大きく分けられていました。
それは新生児用の服にしても同じでした。
新生児服のメインは、薄いピンク、または水色、そしてまだ性別がわからない人のための黄色。
「なるほどね~…世の中はこんな感じなのか…」
その時はそれくらいの感覚でした。
しかしそれから5年超、子供服をいろんな店舗、オンラインショップで買っていますが、性別で分けられていないお店を私は見たことがありません。
どのお店でも、『BOYS』『GIRLS』と分けられた入口やカテゴリー。
両方のカテゴリーに属する服はあるものの、そんな服は両方のカテゴリーに同時に存在するだけで、性別のない子供服、というのをちゃんと見たことは私はありません。
もちろん、女の子によく似合うフリルやレースのスカート、男の子によく似合う服を否定はしません。
そんな服ももちろんあるべきだし、いろんな種類のオシャレを楽しむことは子供と親にとって大切なことだと思います。
しかし何が言いたいかと言うと、
生まれたときから『女の子用』『男の子用』と分けられていることが『普通』であり、それが『自然』であり、そこになんの疑問や違和感も抱かない人が大多数であるなら、それは問題なのではと思うのです。
先日の記事でも引用しましたが、本来『性差』は、『人間であること』の下にぶら下がる要素のうちのひとつに過ぎないのに、
いまは『人間であること』の前に『男女』があるのだというメッセージを社会全体が発しているように感じます。
そして子供たちも、そんなメッセージをモロに受けて育っています。
もちろん息子たちの世代では、私たちが子供の頃よりはマシになっていると思いますがそれでも、プリキュアの塗り絵を塗る息子に、保育園の先生はなんの躊躇もなくこう言いました。
「それ、女の子のだよ~」
ママ友たちは、明るく息子にこう言います。
「女の子には優しくね~」
保育園の先生も、ママ友も、誰も悪くないんです。
悪いのは社会全体の仕組みと、それが発するメッセージ。
「女の子だろうが男の子だろうが、好きな塗り絵をやればいい。何が好きか、に男の子か女の子か、は関係ない。
女の子に優しくするんじゃなくて、みんなに優しくしてほしい。」
母は必死に息子たちにメッセージを送るものの、社会全体からのメッセージに比べてどうなのか。
私が目にした子供用の『働く人』図鑑には、『お医者さん』は男性、『看護師さん』『保育士さん』は女性として描かれていました。
『弁護士さん』も『大工さん』も『宇宙飛行士』も『議員さん』も男性、『お花屋さん』や『ケーキ屋さん』や『秘書』さんは女性でした。
それを見て育った子供たちが、自分の可能性を100%伸ばして将来を築けるのでしょうか。
『医療』の道を目指したいと思った少女が、『根拠もなく』『看護師』を目指したりしないような、
お花が好きな少年が、『お花屋さん』になることに抵抗を感じないような、
そんな世の中になったらいいのに。
実際に『アシスタント的業務』が私の適職であると長年『なんとなく』思っていた私は、息子たちを前にそう思います。
若い女の子を捕まえて料理させて、その不出来を笑いものにするあの悪名高いテレビ番組がなければ、
私はもっと早く、『料理が嫌い』であったことを自覚、公言できたと思います。
人間のすべての行動や嗜好が遺伝子によるものなら、強者だけが文字通り生き残っていく世界が『正』となるはずです。
でも、言葉で深く思考する能力を持った生物は、「なんか違うかも」と『理性』を発達させて、徐々に世の中を変えてきました。
『ワーママ稼業』の辛さも、元をたどるとジェンダー・バイアスというものです。
そして私は、息子たちや子供たちに、もっと伸び伸びと生きて欲しいと思い、
かつ、自分が子供に着せたいと思う服が世の中に少ないので、
性別 のない 子供服屋 さんをやってみようと思いました。
オンラインショップです。
お店の名前は、
『Neutral ニュートラル』
すっごく悩んで、敢えて直球の名前にしました。
ジェンダーに限らず、あらゆるバイアスにおいてニュートラル(中立)な社会で、子供たちであって欲しいと思い。
スカートやワンピースもありますが、
『GIRLS』カテゴリーの中のスカートではなく、
スカートは、スカート。以上です。
そして先ほどから写真を載せているこのTシャツを、まず最初に卸で少数仕入れました。
数日以内に、まずは『ワーキングマザー3.0』会員の方向けに先行販売させていただく予定です。
他にも仕入れ中のものありますので、準備が出来次第販売させていただきます。
あ、服のチョイスに関しては私が『カワイイ』と思ったものがスタートではあるものの、自分のセンスを信用していないので、最終的なチョイスは姉や、数名の『ハイセンス・サポーター』に頼っています。
「え?そっち?それ選ぶ?」
と私が思うようなチョイスも、「断然こっちです!」と頼もしいサポーター陣です。
ありがたや、ありがたや。
私はもっぱら、仕入れの交渉、お金回り、販売サイト回りの担当です。
力を合わせれば百人力。
そしてみんなで何かを作り上げるという作業は、単純に楽しい。
↓のバナーをクリックいただけるとブログランキングのポイントが入ります。
応援クリックいただけると喜びます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ひとりでできることには限りがある。